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- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167249052
感想・レビュー・書評
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くどくど書いてあるなぁと思う部分の先には、こうやってくどくど書いたのは主人公のインテリ的思考の空廻りなのだ、しおらしい愛情、哀れな愛情、笑うべきしおらしさの表現だと書いてあった。
主人公が純情。 純情に想いを寄せられる女はいいかもしれないが、純情男を小説で読むとバカっぽく見える。
読むのもう疲れたと思うが、このくどくどをここまで読んだんだからと、読み進める。
私まで、由美子の過去の男の名とその男との関係を覚えていられず忘れる。 それくらい細部の重要じゃなさそうなところが多くて、それをくどくど書くいて忘れさせて、読者にもモヤモヤとさせるところまでが高見順の戦略なのか?
鴨
第七章 p262
路傍の雑草...の文章は、私が普段植物について考えていることのそばにいるような文章であった。
私の考えていること↓
花が美しいのは、たまたま人の目にそう映った偶然なのか、蜜や花粉のありかを示す表示であるだけなのに、なぜ表示だけでなく美しさが加わるのか?
こういうことと雑草をけなげとみる人間の視点についての話は近しく私の脳に親密な話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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