重い飛行機雲 太平洋戦争日本空軍秘話 (文春文庫 わ-8-1)

  • 文藝春秋 (1999年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167249083

みんなの感想まとめ

重いテーマを扱った短編集で、第二次世界大戦における日本の航空戦史が描かれています。特に、第一次パールハーバー奇襲攻撃や厚木航空隊の反乱に関するエピソードが印象的で、戦争の厳しさや人間ドラマが浮き彫りに...

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦における日本の陸海軍の航空戦史を纏めた短編集(1999/08/10出版)。

    本書の題名通り、「覚醒剤の投与」「同士討ち」「捕虜」「特攻」「反乱」他、重いテーマを11編収録されています。
    この内、開戦劈頭に日本海軍機動部隊による第一次パールハーバ奇襲攻撃で、戦闘機隊の指揮を執った板谷茂少佐が、同士討ちで殉職していたこと、厚木航空隊の反乱のエピソードが興味深かったです。 特に厚木航空隊の反乱のエピソードでは、劇的な内容で個人的には、一番きわっだたものでした。

    蛇足ながら、著者の渡辺洋二は、徹底した取材活動をもとに書いており、取材に逝く姿には悲壮感さえ漂うとのこと。 証言者の誇張や思い込み、デマなども多かったようだが、それを聞き分ける判断力や知識,経験などから、雰囲気で直ぐに察していたらしい。
    それだけに、本書は信頼性の高いドキュメントであると感じました。

  • いつも零戦ばかり読んでいたので、他の戦闘機も、と思って買っていた本。
    読み進めるたびに涙が出そうになった。
    なんで、なんでと叫びたくなる。日本人が嫌いになりそうになる。
    今も見受けられる醜さが、時代の向こうにもある。
    よく、昔はよかったなんていうけれど、何一つ体質は変わっていないのだ。

    筆者の思いも行間に詰まっている。
    しっかりと受け止めたい。

  • 夜間戦闘機の記録他

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著者プロフィール

昭和25年(1950年)、名古屋に生まれる。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集勤務。53年、第2次大戦の軍航空に関する執筆に専念。平成22年(2010年)、職業としての軍航空の著述を終了。以後、余暇を航空史研究にあてる。主著に「回想の横空夜戦隊」(編者)「首都防衛三〇二空」「彗星夜襲隊」「空の技術」「異なる爆音」「戦雲の果てで」「航空戦士のこころ」「銀翼、南へ北へ」「太平洋戦争 日本の海軍機」「非情の操縦席」「敵機に照準」「倒す空、傷つく空」「兵器たる翼」「必死攻撃の残像」「海鷲戦闘機」「陸鷲戦闘機」「急降下!」「審査部戦闘隊」(潮書房光人新社)、「決戦の蒼空へ」「液冷戦闘機『飛燕』」(文藝春秋)、「日本海軍夜間邀撃戦」(大日本絵画)、「零戦戦史 進撃篇」(グリーンアロー出版)、「写真史三〇二空」(文林堂)、「写真集本土防空戦」(徳間書店)など。訳書に「ドイツ夜間防空戦」(潮書房光人新社)、「第二次大戦のドイツ夜間戦闘機エース」(大日本絵画)、「超・空の要塞B-29」(朝日ソノラマ)など。

「2020年 『局地戦闘機「雷電」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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