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- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167249083
感想・レビュー・書評
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第二次世界大戦における日本の陸海軍の航空戦史を纏めた短編集(1999/08/10出版)。
本書の題名通り、「覚醒剤の投与」「同士討ち」「捕虜」「特攻」「反乱」他、重いテーマを11編収録されています。
この内、開戦劈頭に日本海軍機動部隊による第一次パールハーバ奇襲攻撃で、戦闘機隊の指揮を執った板谷茂少佐が、同士討ちで殉職していたこと、厚木航空隊の反乱のエピソードが興味深かったです。 特に厚木航空隊の反乱のエピソードでは、劇的な内容で個人的には、一番きわっだたものでした。
蛇足ながら、著者の渡辺洋二は、徹底した取材活動をもとに書いており、取材に逝く姿には悲壮感さえ漂うとのこと。 証言者の誇張や思い込み、デマなども多かったようだが、それを聞き分ける判断力や知識,経験などから、雰囲気で直ぐに察していたらしい。
それだけに、本書は信頼性の高いドキュメントであると感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夜間戦闘機の記録他
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