遥かなる俊翼: 日本軍用機空戦記録 (文春文庫 わ 8-4)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167249113

感想・レビュー・書評

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  • この著者はとても飛行機を、搭乗員を、整備員を、技術者を愛している。
    行間から敬意が伝わってくる。

    自分だけが戦後の立場に立ち、彼らを非難する、そんな気持ちがにじみ出てしまうような対談を書くような、そんな本の後にこれを読んだので、救われた気持ちになった。

  • 4167249111  366p 2002・7・10 1刷

  • 「幻の戦闘機」が機体中心なら、こちらは空戦記録とはいえそれに乗って戦った人が中心の本。

    どのエピソードとも大戦中盤~末期、終戦期のものとなるので、決して勇壮な内容にはならない。登場人物があっけなく戦死していくのが淡々と記されると「戦争というものはこういうものなんだ」と改めてその事実の重さを感じずにいられない。

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著者プロフィール

昭和25年(1950年)、名古屋に生まれる。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集勤務。53年、第2次大戦の軍航空に関する執筆に専念。平成22年(2010年)、職業としての軍航空の著述を終了。以後、余暇を航空史研究にあてる。主著に「回想の横空夜戦隊」(編者)「首都防衛三〇二空」「彗星夜襲隊」「空の技術」「異なる爆音」「戦雲の果てで」「航空戦士のこころ」「銀翼、南へ北へ」「太平洋戦争 日本の海軍機」「非情の操縦席」「敵機に照準」「倒す空、傷つく空」「兵器たる翼」「必死攻撃の残像」「海鷲戦闘機」「陸鷲戦闘機」「急降下!」「審査部戦闘隊」(潮書房光人新社)、「決戦の蒼空へ」「液冷戦闘機『飛燕』」(文藝春秋)、「日本海軍夜間邀撃戦」(大日本絵画)、「零戦戦史 進撃篇」(グリーンアロー出版)、「写真史三〇二空」(文林堂)、「写真集本土防空戦」(徳間書店)など。訳書に「ドイツ夜間防空戦」(潮書房光人新社)、「第二次大戦のドイツ夜間戦闘機エース」(大日本絵画)、「超・空の要塞B-29」(朝日ソノラマ)など。

「2020年 『局地戦闘機「雷電」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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