ヨーロッパ最終戦争1998 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784167254087

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれる戦闘シーンと緻密なストーリーテリングが魅力の作品で、経済的混乱と社会的緊張が引き起こす戦争の様子が描かれています。著者は、1990年代の現実の状況を巧みに反映させ、フランスの軍事的野心や...

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  • 2012年現実の世界ではEU連合結成以後、ヨーロッパはドイツ・フランスの盟主が司っている。しかし、ギリシアの経済破綻からギリギリの舵取りを強いられている。

    ラリー・ボンドは、執筆時の1993年の段階でこの状況を見透していたように冷徹な視点で紛争が生起しうる可能性を提起しているのだ。
    フランスが抱える移民問題、EU経済圏の抱える不採算国のデフォルトリスクこれが全てこの小説に織り込まれおり、それが導火線となって広範なヨーロッパを巻き込んだ紛争が勃発する。

    ラリー・ボンドは兵器おたくとも言われているが、どっこい偉大なストーリーテラーでもある。しっかりとした人物描写がなければ文庫本で1000頁を超える物語がもたない。

    なかなかの読み応えである。

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