蒼穹のかなたへ 上 (文春文庫 コ-6-2)

  • 文藝春秋 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167254216

みんなの感想まとめ

複雑な人間ドラマを描いた作品で、主人公は一見ダメ男に見えるが、その内面には強い意志と葛藤が潜んでいます。ギリシャの島を舞台に、落ちぶれた男がイギリス女性を観光案内する中で、彼女の突然の失踪により誘拐の...

感想・レビュー・書評

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  • いきなり・・帯の言葉は思わず手にとってみようとする。
    当初はありませんでした。

  • 主人公のハリーだけど、ホントにダメ男なのかね。私にはそうは思えないけど。

  •  でゴダードの「蒼穹のかなたへ」
     「闇に浮かぶ絵」が、ものすごい評判になっていて、それで名前に記憶がありました。で、古本屋で「リオノーラの肖像」をゲットして…打ちのめされました。
     圧倒的な筆力と構成力、ただのゴシックホラー小説になりそうなテーマを、しっかり社会派でしかもヒューマンにまとめるなんて、どんな人なんだと驚愕しました。
     そしてわくわくして、ゲットした「蒼穹のかなたへ」

     ギリシャの島で、落ちぶれた男がイギリス女性を観光案内する。その女性が、突然姿を消し、男は誘拐したと疑われる…。
     
     ゴダードは、だめ男を描かせると上手いんだけど、この主人公は特にぴかいちです。
     だらしないのに、かたくな。いい加減なのに、くじけない。人は、相反するものをそれぞれに抱えて、それのバランスを取りながら生きているのだと、へんに気づかされます。
     そして、衝撃のラスト。
     実はこの帯はね、って思うところがあるんだけど、帯を考えた人も、これ以外に言葉がなかったんだろうな。うん、絶対そうに違いない。そういうラストです。
     ラストは、号泣もんでした。

     この主人公、のちに「日輪の果て」で再登場します。
     自分の知らない間にできた子供に翻弄される話。
     これも、泣けます。

  • 色々なコミュニティーでハンドルネームとして使用させて頂いている「蒼穹」はここから取りましたがな。ギリシアのロードス島から始まる物語はその雰囲気までもが私を虜にしてしまいました。大好きな小説です。

  • もっと軽い乗りの作品を書くと勝手に思って敬遠していたんです、私。おバカでした。読んでびっくり、面白い! 怠惰な日々から抜け出せるはずだったハリーは失踪したヘザーを捜すわけなんだけれど、とてつもない事件が絡んでくるんです。ラストは泣けます! はまりましたよ、私、ゴダード作品に。

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