- Amazon.co.jp ・本 (683ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167254391
作品紹介・あらすじ
異様きわまる侵入盗-切り裂かれた衣服、惨殺された番犬。被害者は警察と癒着した大物麻薬密売人。上層部の命で捜査にあたる悪徳警官クラインは、全てを操る巨大な陰謀に翻弄され、破滅してゆく。脈打つ暴力衝動、痙攣し暴走する妄執、絶望の淵で嗚咽する魂-ミステリ史に屹立する20世紀暗黒小説の金字塔。
感想・レビュー・書評
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ダドリー・スミスはDIOだ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!!!
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内容(「BOOK」データベースより)
異様きわまる侵入盗―切り裂かれた衣服、惨殺された番犬。被害者は警察と癒着した大物麻薬密売人。上層部の命で捜査にあたる悪徳警官クラインは、全てを操る巨大な陰謀に翻弄され、破滅してゆく。脈打つ暴力衝動、痙攣し暴走する妄執、絶望の淵で嗚咽する魂―ミステリ史に屹立する20世紀暗黒小説の金字塔 -
凡作。
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まさに燦然と輝く金字塔。記号の多用で極限まで削られた文節はしかし、下手に饒舌な文章よりはるかに巨大なプレッシャーを持って読む者に迫る。落ちていく主人公の行動は妄念に溢れ、そこに論理的説得力は一切なく、記号の羅列から風景を読み取る行為と同様に彼の意味を推し量らせようとする。
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「暗黒のLA四部作」のラストを飾る犯罪小説。そして、多くのファンやフォロワーを生み出した電文体「――」「/」「=」で繋がれた短いセンテンスの文章が特徴。
主人公デイヴィッド・クラインをはじめ、登場人物のほとんどは悪人だ。利害の一致による共闘と裏切り、ゆえに気の抜けない状況が最後まで続く。その緊迫した状況、陰惨な場面、暴力の描写に異常な熱をあたえるのが、エルロイの電文体だ。
このドライブ感を味わうだけでも読む価値があると思う。 -
散文形式の詩的な文体についてはシャープであるし、この暗黒小説には非常にマッチしていると思うが、自分には同時に内容が頭に入りにくいものであった。
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「暗黒のLA4部作」ラスト。最後を飾るのにふさわしい大作。前作「LAコンフィデンシャル」を受けて世界の裏側で戦う男たちの姿を描く。文章が独特で、読んでいると軽い酩酊感を感じる。それに慣れれば一気に最後まで読める。複雑に絡み合った世界を最後一気に集束する手腕に脱帽。
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アメリカ、サンフランシスコなどを舞台とした作品です。