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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784167259044
作品紹介・あらすじ
王朝存続に死力を尽す哲理の人箕子、倒さんと秘術をこらす権謀の人太公望。紂王、妲己など史上名高い人物の実像に迫り、古代中国商王朝の落日を雄渾に描く一大叙事詩。(遠丸立)
みんなの感想まとめ
古代中国商王朝の終焉を描いたこの作品は、紂王の視点から物語が展開され、彼が暴君としてのレッテルを背負いながらも、実は聡明でありながら理解されなかった人物であることが浮き彫りにされます。商王朝が神の力に...
感想・レビュー・書評
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受王は本当に暴君だったのだろうか。滅ぼされた側の悲しさか、多くの事実が勝者である周に色づけされたのではないだろうか。受王の箕子に対する温情や先祖子孫と王朝への想いはひとびとには伝わらない。
商王朝が栄えるべき時代は去り、新時代にあった周が勢力をのばす。そのことに既に気付き、また新時代でも才を発揮できたであろう受王が商の体質に縛られ滅びゆくさまが切ない。 -
商の終焉。
この本が出た頃は、商の最後の王・紂王側から世界を眺める作品は少なかったように思う。そこに、悲しい滅びの物語として、紂王の視点を描いたことがおもしろい。
商は神に助けられ、生かされた王朝。対して次代王朝の周は、人間の王の力が強まったことを示すような始まり。紂王がそこまで悪でなくとも、神の時代の滅びと共に商が滅ぶのは自然なことだったのではないかと思わされる。
宮城谷氏の比較的初期の作品で難しい漢字が多いが、慣れれば調べたくなるだろうから、最初は飛ばしても問題ない。勢いにのって、王家の風日の空気をぜひ味わってみてほしい。
太公望と合わせて読むとまた面白い。 -
殷の最後の皇帝『紂王』暴君というレッテルが貼られている皇帝だけれど、実はそうではなく、聡明過ぎるがゆえに理解されなかったという、今までの紂王とは違った書かれかたがされていたのが印象的で素晴らしかった!
宮城谷昌光の作品は漢字へのこだわり、造詣が深いのでそれだけでも読んでいて勉強になります。
※読んだのが10年近く前なのでかなり曖昧な記憶でレビューしています。ごめんなさい※ -
古代中国の商王朝の宰相箕子を始めとした商王朝興亡の物語。祭祀王から専制君主へ変貌しようとしたがために暴君の誹りをうけた紂王。歴史はやはり面白い。
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商から周への交代を描く。商の最後の皇帝には悪人としてのイメージだけがあったが孔子の弟子も書いているという。そんなに悪人ではないようだ。でもやはり少しずつ変わっていく。箕子と干子の二人を退けた時、滅亡が決まるのだ。
後半、俄然面白くなる。ただよみにくい。難しい単語を多く使う割に、簡単な言葉を皆ひらがなで書くため、ひどく読みにくい。20文字以上ひらがなが続くようなところも多く、いちいち読み方を考えてしまう。。さらに誤字?誤植も多い。
「詮衡」は少なくとも広辞苑には「銓衡」の誤りとある。意識して使っているのだろうか。
なお私の読んだのは単行本。1991年初版で1995年の第4刷。 -
全1巻
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殷の箕子。
殷の紂王。
周の太公望。
周の文王、武王。
それぞれに生き様があって、歴史を紡ぐ。
易姓革命の1つといわれる殷と周の戦いは、激しい。
烈しさと儚さとそんな歴史の小説だった。 -
太公望の裏側を知れるかと思って読んでみたが微妙でした
これを読んでから太公望の方がいいです -
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六百年に及ぶ栄華を誇る古代中国商(殷)王朝の宰相箕子は、新興国周の勢力に押されて危殆に瀕した王朝を救うため死力を尽す。希代の名政治家箕子の思想を縦糸に、殷の紂王、周の文王、妲己、太公望など史上名高い暴君、名君、妖婦、名臣の実像を横糸にして、古代中国王朝の興亡を鮮かに甦らせた長篇歴史ロマン。
殷が滅び、周が興る時代を殷王朝側の視点から描いている。同じくその時代を周の側から見た「太公望」は冗長なので(文庫で全3巻)、こっちの方がよいと言う人もいるが、個人的には「太公望」の方が好みでした。
純粋に歴史を楽しみたいならこっち、物語を楽しみたいなら「太公望」という感じかな -
久しぶりに歴史ものを読んだ。
漢字の意味や 神が治めていた時代の面白さ -
宮城谷さんのデビュー作のようです。
そのためでしょうか、ある種の「硬さ」のようなものが感じられます。
そのひとつは、やはり漢字の難しさでしょう。本意に近いことを前面に押し出した漢字使いなのだそうですが、意味不明の熟語が多く困ってしまいます。
もうひとつは占いの扱いです。この時代、占いを中心に政治が回っていたようで、やたらと占いが出てくるのですが、それを信じる立場に立てば、なにやら超自然現象小説になりそうですし、占いを信じない立場にたてば、主人公たちが非論理的人間になってしまいます。そういう意味で扱いにくいのだとは思います。
全体に今一つ盛り上がりにかけるのは、おそらく悪人対善人というありたきりな構図を著者が嫌ったせいもあるようです。紂王とそれを諌める人民の味方・箕子という単純構図にすれば物語としては面白かったように思います。
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2016/1/14
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中国の殷王朝から周へ革命をもって移り変わる時代。
神政時代から人が統治する時代へ、人類として大きな変貌を遂げる大河ロマン。
漢字の語源や普通に使用している言葉の源がこんな時代にあったとは驚き。
明治維新もここから来ていたのね。
高校時代、大好きだった世界史の裏話的な挿話がたくさん思い出されてきた。 -
久しぶりに読んだけど取っておいてよかった。白川先生の本も読みたい。
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4167259044 486p 2001・6・15 14刷
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受王に対する見方が変わりますね…
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
宮城谷昌光の作品
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