中国古典の言行録 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1996年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167259082

作品紹介・あらすじ

中国の歴史と文化に造詣の深い作家が、論語、詩経、孟子、老子、易経、韓非子などから人生の指針となる名言名句を選び抜き、平明な文章で詳細な解説をほどこした教養と実用の書。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生の指針となる名言を集めた実用書であり、古典からの知恵が日常生活や人間関係、リーダーシップに役立つことを示しています。易経や論語、孟子といった中国古典の名言を選び抜き、平易な文章で解説することで、古...

感想・レビュー・書評

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  • この本の説明

    人生の指針となる実用書。
    易経、史記、論語、孟子、貞観政要、韓非子などの古典から選び抜いた名言、名句集

    自己啓発 
    日常の心得
    人間関係
    指導者への帝王学
    経営戦略

    について、役に立つ様 書かれた書

  • 中国の古典からの名言の紹介と宮城谷さんのエッセイ。
    人間関係や仕事、リーダーとしての心構え、など時代と共に変わる価値観もあるかもしれないけれど、人として大切なことは変わらない部分もたくさんあり、身が引き締まります。

  • 自己啓発・日常の心得・人間関係・指導者への帝王学・経営戦略の5章立て。

    中国古典を知らない人にもわかりやすく、そして様々な書物を縦横無尽に行きかって解説する。

  • めちゃくちゃ良書。
    ・中国人が千年かかって築いてきた知恵には動かし難い道理がある
    ・人間が信用してもらうには言行一致しかない

    水になりたい

  • 商(殷)の湯王が、宰相の伊尹にたずねた。
    「天下を得るには、どうすればよいか」
    伊尹は答えた。
    「天下を得ようとすれば、天下は手に入りません。得るとすれば、まず、自分を得るのです」
    このあと、『呂氏春秋』はこういうコメントを付している。
    「すべての根元は、まず、自分を治めることにある。自愛することである。新しい気を用いて、古い気は捨てる。皮膚の間から、精気と邪気とを、代謝させる。精気は日ごとに新しく、邪気はすべて排出される。これで、天寿はまっとうされる。これを真人という」

    内なる宇宙を修めることと天下を得ることとはひとしいのだ、そう肝に命じて鍼灸を努めようと思う私です。

  • 宮城谷さんの文章はとても綺麗。
    史記を手で写しながら、想像を膨らませるそうです。
    同じ言葉を見たり、聞いたりしても
    人によって受け取り方はさまざま。

    宮城谷さん〜、そこまで読み解きますか!
    脱帽です。

  • 中国の古典における名言を、自己啓発、日常の心得、人間関係、指導者への帝王学及び経営戦略の5種類に分類し、名言の意味、由来、我々の仕事や生活において参考にすべき点等について、著者の考えが述べられている。

    若干著者の主張が強すぎるのと、そもそもの名言の意味がすんなりと頭に入ってきにくかったので星3とした。

    アイデアとしては面白いので、もうちょっと別の書き方の本があったら読んでみたい気がする。

  • 一つ一つが短編になっているので隙間時間に読みやすかった。その代わりに詳細には書かれていないので別の本に進んだ方が関連のエピソードがもっと面白く読めると思う。

  • 1996年第1冊、文藝春秋の文春文庫。5章53編。中国の古典で参考になる文をとりあげて解説を加えるスタイル。しかしはっきりビジネスマン向けと銘打ってしまうとなんかいやらしくなってしまう。この一世代前の作家たちは個人的なエッセーみたいな形で書いてたと思うのだが。この時代はこの手のビジネス書が多く出てた気がするので、時代ですかね。

    章タイトル:『自己啓発-自分を生かすための古典』8編、『日常の心得-日常生活に生きる古典』12編、『人間関係-人脈を生かすための古典』8編、『指導者への帝王学-リーダーのための古典』15編、『経営戦略-成功への戦略に生かす古典』10編、他:単行本は1992年6月海越出版社刊、

  • 学問研鑽に終わりがないことを勧めているゆえ、「今日より明日へ」と成長を促す文であるのは確かだろう。儒家(じゅか)の学とは礼法であり、荀子が性悪説に傾いていたことを踏まえれば、「師を超越する」という発想が出てくるようには思えない。
    https://sessendo.blogspot.com/2019/12/blog-post_28.html

  • 名言集である。初めて聞く言葉もあり、新鮮だった。そもそも名言集を読むのは、先人の言葉に学ぼうとするのではなく、日頃自分の思ってることが正しいかどうか、確認するためだと思う。そういう意味で、この本は有用だった。中国文化の奥深さを再認識した。

  • 中国の偉人を題材にした小説作家、宮城谷昌光氏によるビジネス書。あっさりしていて読みやすい。

  • 4-16-725908-7 229p 1999・10・5 5刷

  • 荀子の考え方を整理してみると、自分を作り変えるには、3つの方法があると言う。
    一、学問(これは知識と言ってよい)
    二、見聞(これは体験と言える)
    三、正しい人との親交(交際のこと)
    上の2つはすんなり入るが、3つめについてだ。人間と言うのは、他人は見えていても、自分は見えないものである。自分を見たければ他人を通して自分を見るほかない。だから交際が大切なのである。ただし、自分を映す鏡である他人が歪んでいたり、汚れていたりすれば、自分の正確な像はつかめない。それゆえ荀子は正しい人に親しみなさいと言ったのである。

    次に、『忍激のの二字は、これ禍福の関なり』という。出典は『呻吟語』である。我慢することと、激昂することは、災いと幸運の分かれ目である、ということだ。自分の人格を高めてゆく気であれば、何事も腹に収めていき、むやみに吐き出さないことを心がけるべきだ。我を忘れて怒りたいときもあろうが、そこが幸運と不運の境界だと思い、暴走しかかった自分をぐっと引き止められる胆力を養っておく必要がある。人格は作ってゆくものだということだ。

    成吉思汗は、モンゴル軍を率いて、金の首都、燕京を陥落させたとき、金の王臣、耶律楚材を見出した。楚材はモンゴル帝国のために制度を改善し、法を制定したが、常々言っている事があった。『ひとつの利益を得ようとするなら、一つの害悪を取り除いたほうがよい。新しい仕事を一つ増やすなら、古びて役に立たない仕事を一つ減らしたほうがよい』と。

    人には3種類の恨みがあると『列子』は言う。孤丘丈人(こきゅうじょうじん)という長老が、楚の宰相、孫叔敖(そんしゅくごう)に教えたことである。
    一、爵位の高い人は人々がそねむ。だから、へりくだることが必要だ。
    二、官職の立派な人は、君主から憎まれる。だから細心になることが必要だ。
    三、高給取りは人々が怨む。だから、他人に広くほどこしをすることが必要だ。

  • 他の著書と比べて、ビジネス書チックなのがやや不満でした。古典を今の時代に応用できる!系が好きではないので……

  • 座右の書。読むたびに新しい発見・感動があります。

  • 読むたびに漢字へのこだわり、読解力の深さに感動します。
    同書は、中国の長い歴史から幅広く(春秋時代から宋、元あたりまで)名言を取りあげているので、自分の世界がますます広がり、これから読んでみたいと思う本がたくさんでてきた。

  • 52篇収録

  • ややビジネス寄りなのが気に掛かりますがおそらく編集部の意向だったのか本のコンセプトだったのか。人生ままならない。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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