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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167259099
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みんなの感想まとめ
中国の歴史を背景にした短編集で、項羽と劉邦を中心に織りなされる物語が描かれています。各短編は、彼らを取り巻く多様な人物の視点から語られ、友情や裏切り、そして人間の心情が細やかに描写されており、読む者の...
感想・レビュー・書評
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中国の歴史小説。
あかん…中国の人名はなぜか頭に残らずにすぐ消える。
読み方も難しくて前のページに戻ってフリガナを読み返すことが多かった。
友情有り、裏切り有りの短編集。
慣れてないジャンルは苦労しまっせ。 -
項羽と劉邦について、彼らを取り巻く人々の視点から叙する。
5つの短編からなるが、それぞれに微細なつながりも見られて、
なかなか読み応えがある。
司馬遼太郎と通ずるところもあるが、
俯瞰するような語りではなく、
より地に降りて人に寄り添うような語りぶり、と感じられた。
特に劉邦の子である劉肥(りゅうひ)を主人公に据えた「風の消長」が良かった。
史実をもとにしながら、ここまで人の心情を細やかに追い、
読む者の心を震えさせる著者の力量には、敬服すべきものがあろう。 -
始皇帝の崩御から、漢帝国の成立までの激戦の時代に生きた、項羽の部下・季布、劉邦の幼馴染・盧綰、儒者・陸賈、劉邦の子・劉肥、儒者・叔孫通の物語です。彼らの視点から、この時代の支配者の人柄、生き様が鮮やかに見えてきます。二世皇帝・胡亥や呂太后も外していません。そして、圧政や戦乱に踏み躙られる庶民の苦しみも。
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漢の高祖劉邦を取り巻く季布・盧綰・陸賈・劉肥・叔孫通5人の物語。敵将、幼馴染、儒者、息子と天下人劉邦と対峙した者の身のほどこし方。
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楽しかった。
ドラマで知らなかった人が何をしたかも知れたし。
連作短編風になってるのも
私好みだった。
なにゆえこんな世に生まれたのか。
いつの時代の人もこう思ってるのかもしれない -
史実に基づく話だけではなくて、親に対する思いとか、宮城谷氏の思想があるのがよい。
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楚漢の激闘のこぼれ話し的な短編集。面白いものもあり、いまひとつのものもあり。
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「項羽と劉邦」の物語の外伝とでもいうか、この二人を支えた方々の話です。
楚漢戦争とよばれた項羽と劉邦の戦いは混乱をきわめ、臣下は主にそむき自らの利に奔ってなお不名誉とされなかった。
貴族の血胤たる項羽に対し平民出身の劉邦。
しかし帝位は天が命ずるものである。本書は、覇を争う二人の英雄の姿を、友、臣、敵の眼に映ずるまま、詩情ゆたかに描いた名篇集。
まさに、項羽と劉邦のかげに多くの様々な人々ありというのが正直なところです。
この様々な方々の眼を通して見る項羽と劉邦に、新たな面を見出すことができます。
(特に劉邦?)
特に、「逃げる」の季布と劉邦の話は圧巻です。
その反面が、「長城のかげ」の蘆綰の孤独さ。
天下を手に入れる人の器と、天下を手中に収めた後の後味の悪さというものの双方を見事に第三者目線から描いていると思います。 -
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中国歴史物がブームです。その元を作ったのが宮城谷さんでしょう。
1990年ごろにデビューした作家さんです。初期の作品は漢字に対し強いこだわりがあり、難解でも有りましたが、非常に個性的でもありました。この作品は1996年ごろの発表、短編のせいでしょうか、平易で読みやすい文章です。しかし、悪く言うと個性が強く感じられないのです。
元々、動的なところより(心情といった)静的な雰囲気の強い作家さんです。どちらかといえば淡々と物語が進んでいきます。それでもズンと来ることが多いのですが、この作品ではさほど感じられませんでした。
悪くは無いけど、飛び抜けたところも無い。そんな印象です。
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天下を治めるためには大地に立って民の声を聞かねばならない。前漢を興した劉邦(紀元前256-195年)の在位期間は7年である。わずか7年で高祖と仰がれ、始皇帝(紀元前259-210年)よりも尊敬を集め、歴史に名を残した。
http://sessendo.blogspot.jp/2017/08/blog-post_20.html -
楚漢戦争を題材に、いくつかの短編からなる本書。司馬遼太郎の項羽と劉邦を読んでいたので、登場人物が少し懐かしかった。
石径の果てが秀逸。儒教と漢は切り離せない関係にあるのだ。 -
この時代のお話は面白い。
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さすが宮城谷氏というべきか、人物の魅力がすさまじい。
悪印象が強い呂后や秦の二世皇帝に対し、他の、しかもむしろ対立した立場にいた人間からの視点でプラスの面を書かれ、少々目が覚めた気持ちになった。 -
2012年09月 05/72
項羽と劉邦の周りにいた人物たちの短篇集。短編ですが、読み応えありです。香乱記を読んでから読むと良いと思います。 -
4167259095 296p 1999・4・10 1刷
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私は三国時代までが好物です。
よって項羽と劉邦も大好きです。
この作品は短編集であり、項羽や劉邦といったメイン人物ではなく、彼らを支えた人々、まさしく影の功労者たちのストーリーが描かれています。
この作品集で一番好きな話は「路傍の石」。陸賈の物語です。他の作品も秀作ばかり。中国の歴史好きなら買って読んでも損はないと思います。 -
宮城谷氏は長編がお得意だけれど、この連作短編の見事さ!
項羽と劉邦を題材にしている筈なのに、全然そんな有名な人たち出てこないじゃん。
周りの人ばかり……などと思っていたら、周囲の人物によって浮かび上がらされるふたりの像の、様々な面。
リレー形式で人物が次々につないでいく方式は、どうやら水滸伝がかなり初期らしいね。
『長城~』は、1の話に出た人が3の話にちらっと出たり、というので、よく見られるパターンの連作→よりあった話になる、という方法なんだろうけれど、この話はよりあわず、同じ括りにありながら、でも点在している感があった。
ある話では劉邦見事、と思い、別の話ではこんちくしょう、と思い。
かと思えば、項羽も項羽で納得がいかなかったり……
人の視点の多様さが現れるのがおもしろい、と思う好みにもぴったりでしたわ。 -
項羽と劉邦に関係する人たちを主人公にした短編集。
「逃げる」 希布
「長城のかげ」 廬綰
「石径の果て」 陸賈
「風の消長」 劉肥
「満天の星」 叔孫通
「項羽と劉邦」を読まれた方に、お勧めしたい作品です。 -
項羽と劉邦の時代を、短編連作で綴ったもの。首級2人はあえて感情移入対象にせず、周囲の人物を通してみる。タイトルになってる長城のかげ、が一番好き。とても悲しくて、リアル。他の話もそれぞれ面白い、完全な正義などないのだと、大業のかげにはいつもだれか名も残らぬ人物の力こそがあるのだと、そしてそれも時間の中ではかなく消えていくのだと分かる。歴史の面白さが凝縮されていると思う。
著者プロフィール
宮城谷昌光の作品
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感想 :

ある程度は流して読もうとするんですが、2ページ過ぎると訳分からなくなってしまいます。
慣れが必要ですね。
ある程度は流して読もうとするんですが、2ページ過ぎると訳分からなくなってしまいます。
慣れが必要ですね。