太公望〈上〉 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.97
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本棚登録 : 908
レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167259105

感想・レビュー・書評

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  • 太公望ってかなり昔の人物であるため、残っている情報は少ないと思うんだけど、その残された事実を上手く活用して、よくもまぁ、ここまで豊潤な物語をくみ上げているなぁ、という印象。この方の書いている物語は読んでいると無類に面白いんだよね。良い意味での勢いがあるというか。ただ、今作は登場人物が多すぎる傾向があり、しかも漢字一文字(かつ読み方も独特)と来ているので、なかなか登場人物が頭に入ってこないんだよなぁ。まぁ、中巻・下巻も楽しみながら読み進めたい。

  • 史実を元に作っているものの、登場人物の心理描写など見事であっという間にのめり込んでしまいました。
    ただ途中歴史解説が挟まってくるため物語が寸断され残念。
    遊牧民の童子だった太公望が鬼公や箕子など上の人にどのように取り入っていったのかもとても勉強になる。

  • 少年ジャンプで連載していた封神演義の知識しか持ち合わせておりませんが読んで見たいなぁと思い手に取りました。

    仙人や宝貝とか特殊能力バトルが始まると思いきや意外と現実路線!
    波乱万丈の前半と恵まれた出逢いにより積み上げられる能力とコネクション!
    中巻が楽しみです!!

    最初長いかなぁと思いましたが上巻が終わってみると、同じボリュームがあと二冊!!とワクワクします!



    中国の殷末期!紂王が即位の前に人狩りと称し遊牧民族の羌族を襲う!
    一族の殆どが囚われ族長等主だった者は殺されるが、主人公の太公望は運良くその難を逃れ、羌族の少年少女五人を引き連れ北の果てにある街を目指す・・・

  • 電車を乗り過ごしそうになりました。

  • 羌族の孺子・望(後の太公望呂尚)が商の嗣子・受(後の紂王)より火攻めに遭ひ、他の羌族の孤児らと共に生け贄にされむとするところより第一巻は始まる。また、幼少期・青年期を経て仙人が如き老師に剣術を學び、東方の豪族・逢尊が娘・逢青を娶りしあたりにて第一巻は終わりにけり。宮城谷昌光先生が著書『王家の風日』を読みたる故、商の令尹・箕子、比干の登場はいとありがたし。望を見たるに、まさに「栴檀は双葉より芳し」とぞ謂ふべかりける。背負ひたる人生の重みたるや、余人と比ぶる能はず。父祖の仇敵・商を滅せんと欲する心意気や良し。

  • 2016/7/31

  • 2016/5/29

  • 主人公は宮城谷作品の中で一番のイケメンだと思う。

  • 太公望の青年時代を描く上巻。

    一族を商によって殺された望は、商王を倒すという復讐心を持ちながら各地を放浪。
    しかしその旅の中で、商という国の絶対的な力に触れ、ときどき不安になりつつも、なんとか折れずに精神的に成長していきます。

    一応歴史小説なのですが、冒険記のような感じもあって、熱いシーンが多々ありました。

    それにしてもまだ若造であるはずの望の能力に、偉いおじさんたちが次々と引き込まれていくところは、非現実的ではあるけれど、太公望の最強っぷりがよく現れていて、いいと思いました。

    ここから望がどうやって商との因縁を晴らしていくのか、非常に楽しみです。

  • 宝貝は全く出てこないけど,楽しかった.

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プロフィール

宮城谷 昌光(みやぎたに まさみつ)
1945年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。1991年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、『楽毅』で司馬遼太郎賞受賞2001年『子産』で吉川英治文学賞、2004年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。2006年、紫綬褒章受章。2016年、第57回毎日芸術賞受賞、及び旭日小綬章受章。
他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『呉越春秋 湖底の城』など多数。また『風は山河より』など日本の歴史に題材をとった作品もある。

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