春秋名臣列伝 (文春文庫 み 19-18)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167259198

感想・レビュー・書評

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  • この「名臣列伝」シリーズ、時代順に読み進もうと思いまず本書を読んだ。
    短編小説集かと思っていたが、そうではなく、セリフが散りばめられた論文という印象を受けた。小説家・宮城谷昌光らしい論文集である。

  • キングダムの世界をより深く知るために、「戦国名臣列伝」と一緒に購入。

    キングダムの歴史だけであれば「戦国名臣列伝」だけで十分であるが、それよりも前の春秋時代を知りたければこちらがお勧めです。

  • 歴史の面白さを改めて実感。

  • 再読了。以前は感想がいまひとつだったが、春秋左氏伝を読んで再読すると、理解が深まり面白かった。

  • まさに名臣列伝。国や人の名前を覚えるのに若干難儀しますが、興味深い。
    10数ページずつながら読み応えがあり、作者の歴史への絶え間ない愛情がうかがえます。

  • 宮城谷作品を愛する方には、これまでの中国ものの経過を思い出しながら、また裏話ににやにやしながら楽しむための本という気がする。

    宮城谷作品の入門とするには、やはりエッセイより物語だと思う。春秋時代の逸話を知りたいのなら、すっきりまとまっていていい。

  • 私にとって宮城谷昌光さんは別格な作家さんです。

    司馬遼太郎記念館で行われた講演会に行きました。
    ネットでのお友達も宮城谷ファンつながりの方が多いです。
    「宮城谷昌光全集」が刊行されたとき、毎月ネットで購入し二年がかりで全21巻揃えました。
    (この全集は完全保存版です、もったいなくて読めません、読むのはもっぱら文庫の方です(笑)

    この「春秋名臣列伝」は「宮城谷昌光全集」の付録から抜粋してまとめられたものです。
    宮城谷昌光氏が小説を書くため、下調べをしたメモ書きのような内容といえるでしょうか。

    「樂毅」「晏子」「重耳」「管仲」「子産」等、宮城谷氏の小説を読んでよく知っている人物については理解しやすく興味深く読めましたが、全く知らない人物についてはかなり難解な印象でした。

    宮城谷氏の小説をまた再読したくなってきました。
    小説には作家さんの生き方が如実に反映されますね、氏の真摯でまじめな生き方がどの小説からも感じられます。
    小説の中に人としての理想のありようが示され、読んでいて背筋が伸びる気がします。

    他の作家さんからは得られない読了後のすがすがしさ、何度読んでも感動し熱い涙を流すことのできる大好きな作家さんです。

  • 全1巻

  • 知識無いからあまり入ってこない。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    まず、春秋時代の名臣の生涯を小説家が書いているため、非常に読みやすく楽しく読むことができた。
    20人の名臣についてが書かれているが自分が知っているのは伍子胥と孫子の2人だけだったけど、印象に残ったのは管仲と晏子かな。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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