三国志 (第三巻) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2009年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167259235

感想・レビュー・書評

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  • 中国 歴史 小説 三国

  • 孫堅かっこええ。

  • 董卓、袁紹、袁術、曹操、孫堅!!の3巻。
    弘農王妃のエピソードがせつなかった。
    劉備と関羽、張飛の扱いがちょっとしょぼい(^_^;)
    4巻以降に期待!

  • ようやく、知っている三国志の時代に入ってきました。
    皇帝を私物化した董卓はもちろん大悪党だと思いますが、董卓が出てくる以前から、皇帝も皇后も皇太子も権力争いのための旗印にすぎず、倫理観の欠如している人たちにとっては、国を動かしてうまい汁を吸うための人質にすぎなかったのが、霊帝の何代か前からの実態なのでした。
    もう、霊帝の無能さと言ったら、朱理に「上に立つ者が無能なのは、それだけで罪だ!」と怒鳴って欲しいくらい。
    *どっかのネットまんがで『BASARA』がミステリ・サスペンスに分類されていたけど、『ミステリと言う勿れ』に引っ張られた?
     その割に『7SEEDS』は冒険ものでした。

    曹操は、見る人が見たら「この人が次の世をつくりあげる人だ」と思うほど、なんらかのオーラを出していたようですが、董卓の目に留まって出世してしまって、万が一気まぐれで処刑されたら大変だ、と、さっさと中央から官を辞して逃げ出してしまいます。
    そういう目端の利くところが、曹操の曹操たる所以と思います。
    が、ちびで貧相な体つきだったので、見ない人が見ると、「け…」って感じでもあったようです。
    そういう人には、ナポレオンを見ろ、と言って差し上げたい。

    反董卓軍が袁紹のもとに集まりますが、誰も動き出そうとはしない。
    一番に動いて貧乏くじを引きたくないからだ。
    曹操はあえてえりすぐりの少人数で参集したものの、動かない軍勢にうんざりして、少人数で董卓に向かい、惨敗します。
    しかし、この戦いの中で、戦を指揮するということを体幹としてつかんだ曹操は、次回を期して戦場を去ります。

    袁術のもとから戦いを挑んだのは孫堅で、こちらは大勝します。
    が、孫堅は袁術に、何か胡散臭いものを感じ始めます。

    この袁紹・袁術というふたりの袁氏が一応のリーダーなのですが仲が悪く、袁紹は決断力に欠けるし、袁術は目先の利益にこすっからい。
    そんなわけで、この二人が二人とも、そのために大きなチャンスを逃します。
    歴史は一応彼らにも天下取りのチャンスを与えたのです。
    それをつかめるかつかめないかで、大きく歴史は変わっていくのですが。

    劉備は相変わらずガラの悪い男達(関羽と張飛)を従えてふらふらしていますが、公孫瓚に拾われて黄巾軍とたたかい快勝します。
    それより大事なことは、ここで趙雲と出会ったこと。

    ”劉備に仕えるむずかしさは、劉備の左右にいる関羽と張飛の存在が大きすぎて、腹を割って話をすることができぬことである。劉備はまるで旨い酒を売っているのに猛犬がいるため客が寄りつかぬ店のようなものである。それでは関羽と張飛より能力においてまさる者は劉備に仕えようとしないであろう。すると能力の低い者しか劉備のもとに集まらないことになる。”
    なるほどね。

  • おなじみの三国志の世界に近づいてきました。

    武人・孫堅がかっこいい。
    雄飛前の曹操の日々も興味深い。

    三国志には、当然、群像が描かれる側面もあるけど、宮城谷さんの三国志の主役は曹操かな。

  • 遂に崩れゆく漢王朝、もはや首の皮一枚でつながっている状態。傀儡として生かされる皇帝。

    何進が意外といい人だけれども絵にかいたような「いい人止まり」。乱世では生き残れないなあ。
    董卓ははじめこそ辺境のまなざしでを持ち王朝を冷やかに見ていたのに、王朝の権威に満足してしまっているのでがっかりだ。どちらにせよ、彼が決定的に漢王朝を破壊したのはいうまでもない。
    袁紹と袁術の確執、どちらもパッとしない。
    曹操は負けて強くなる、まだ駆け出したばかり。人を見抜く力とひきつける力、魅力たっぷり。
    劉備と趙雲の出会い、しかし彼らの活躍はもうすこし先かな。
    孫堅は武功をたててゆくが……

    ここまで来てしまえば安心して読み進められるね。
    「三国志」っぽくなってきた。

  • 董卓、孫堅、公孫瓚など、やっと三国志らしくなってきた。が、細部の人間模様はこれまであまり注目していなかった人材満載で、引き込まれる。

  • 正史ベースの「三国志」。
    だいたい劉備、もしくは曹操視点の黄巾の乱だが名将皇甫嵩が評価されていたのは稀有。

  • 史実に忠実な分、いくらかキャラは弱め。

  • 俄然三国志らしくなる3巻。袁紹の知恵の貧弱さ。袁術の貪婪。孫堅の武勇・・・・綺羅星のごとき英傑の陰には歴史に埋没した悲運の人たちも克明に掬い上げるのが宮城谷三国志。これまできにもとめなかった皇甫嵩。黎明期の活躍には目を瞠るものがある。どこで方向を見誤ったのか判断を狂わせたのか。それとも偶然なのか運命なのか。歴史の真実の重さと面白さを教えてくれる。

  • 主要人物が活躍してきました!みんなの一人称が「わたし」なのがなんか可愛い。董卓だけ「わし」だけど…

  • <作品紹介>
    霊帝が崩御すると、宮中で宦官の大殺戮が起きた。この混乱に乗じて力を得た董卓は独裁者となり、皇帝を長安へ移し、洛陽の都を焼き払う。各地の叛乱は中央を離れた独自の勢力となりつつあったが、強大な董卓軍に最初に戦いを挑んだ曹操は惨敗し、次に戦った孫堅が大勝した。劉備は北方の公孫〓(さん)の元で、黄巾軍に初めて快勝する。文庫版オリジナル書き下ろし『後漢と三国の仏教事情』(一)―秦の始皇帝と兵馬俑など。

    <感想>
    今までにない三国志、ようやく本編に突入してきた感じ。
    羅漢中の「三国志演技」ではなく、陳寿の「三国志」を基にした作品だなのだろうか、劉備がいまだほとんど出てこない。
    また、登場人物の説明が詳しすぎて記憶しきれない感もあるが、今までにない三国志なので今後も楽しめそう。

  • 三国志でお馴染みの登場人物もどんどん出てきますので、三国志に馴染んだ方ならどんどん読めるのではないでしょうか。

    実際に生きていた彼らは、きっとこんな風に生きてたんだろうなと感じました。

  • 到頭董卓や呂布、超雲まで登場して三国志開幕という感じ。曹操が董卓に負けて成長するきっかけとなったとする物語など、これまで色々な三国志を読んできたけれど、中々新鮮でした。劉備にとって、関羽や張飛が人材を招くための妨げとなった見解も面白く、これからが楽しみ。

  • 歴史的格言が随所にちりばめられているので、歴史から導き出される名言として、参考になります。
    曹操、劉備ほか、有名どころの武将が登場。

  • 第三巻は12代霊帝の終盤から14代献帝初期の時代。しかし最早帝号で時代を数えることにあまり意味はない。中央政府は統治能力を失い、内乱から群雄割拠の時代に入るからである。

    正史は政権の正当性を重視する。軍事力で洛陽を占領した董卓は極悪人だし、董卓以前の地方軍閥も「賊」扱い。後世の知識人は暢気な歴史観で登場人物を仕訳することができるが、当事者たちは正統な政権はどこにあるのか、に思い悩みながらも、次第に自らの旗を打ち立てていく。

    曹操と孫堅は果敢に戦う。たとえ董卓が強大でも戦うことで名を上げ、次代の主役にのし上がろうとする。一方の袁紹と袁術は名門を背負いアンチ董卓の主役と目されながら、目の前の損得にこだわり、天下の輿望を集めることができない。

    本巻でも様々な人物が登場する。だがあまりに多すぎて印象に残るのは名将皇甫嵩や曹操を援ける鮑信くらいか。学を修め徳を積んだ者が称賛をもって多数紹介されるのだが、乱世にあって多くは芽を出すことができない。この辺のギャップが、正史三国志が史記などと比較して人気がない要因なのかもしれない。

    そんな中巻末に至りようやく、エリート官僚や名門とは無縁の無頼漢が次第に頭角を現してくる。劉備登場の描き方は漢王朝の高祖劉邦を意識しているのか、とも思った。

  • 衰退した漢王室の専横を企んだ董卓に対して、最初に挑戦したのは曹操であったとの事で、横山(コミック)版では、悪役となっていた曹操が、本書では好漢として描かれる一方、横山版で主役であった劉備玄徳に対しては、ずいぶん評価が低い。

    それにしても、曹操が戦争初体験で敗走、貴重な経験を肥やしにして、ようやく頭角を現し始めるといったところで第3巻が完了。一体いつになったら完結するのやら?


    (2009/11/11)

  • 吉川三国志をイメージすると痛い目にあう。人並みに三国志は知っているつもりだが、知らない人物ばかり出てきては消えていく。
    どこで終わらせる予定なのかわからないが、董卓がまだ生きているんで、諸葛亮の死まで書いたら全何巻になることやら。
    このあたりで挫折しそうになるが4巻も買っていることだしもう少し頑張ってみよう。

  • ここらへんから曹操の話です。まだ董卓の時代です。
    文献漁って史実に沿って描きつつ、そこに至るまでの人の事情や心理を考察して物語を綴るのが宮城谷ワールドなので、人間性が皆同じに見える…と言われますが大事なのはそこではない。
    巻末の「中国に仏教はいつ来たか?」という話が面白かった。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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