幽霊列車 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 374
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167262020

作品紹介・あらすじ

温泉町をつなぐ列車から八人の乗客が消えた。前代未聞の難事件に取り組んだ捜査一課のオニ警部は、聞き込みの先々で推理マニアの女子大生と鉢合わせ。二人はいつか名コンビになる。

感想・レビュー・書評

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  • 今読むと古いけれど、赤川次郎デビュー作にして、これこそ赤川次郎的な作品。
    とにかく女性は頭が切れてとても元気。
    そんな女性を魅力的に描くのが得意な赤川さん。
    今となってはその元気さも、あちこちに表れる「女性らしさ」が不自然に感じられるようになりましたけどね。
    そして原田刑事…。
    元気な女性と、その女性に頭が上がらない男性警察官、そして体力と食欲が取り柄な脳筋警察官の組み合わせは、そのまま三毛猫ホームズに通じますね。
    それにしてもあのお子さんたちの未来が心配です。
    自分でなんとか…できるのかなあ。

  • 何回目かの再読。
    1978年刊行。シリーズ第1弾。連作短編集。
    今読んでもどの話も面白く、幽霊列車の発想はすごいと思う。

  • 幽霊シリーズの1作目。
    この人のシリーズものに登場する女性は皆強い。
    パワフルで、大胆で、賢くて美しい。
    自分もそんな女性になりたいと感じる。

  • 本当におもしろいと思った。初作品

  • いとこに借りて読了。

  • 1980年代(だったっけかな?)に一番読まれた本ということで、手に取ってみる。

    警部と20も年下の女子大生彼女(?)のコンビの推理もの。面白いが、最近の主人公も容疑者の心理も克明に描かれ、人生を感じる系サスペンスに慣れてしまうとやはり物足りない。
    本著者のデビュー作と続編が沢山出ている事には驚き。

  • 主役の二人はありがちなキャラクターですが、謎がとても魅力的ですし、物語世界の中できちんと合理的な解決がなされています。独特のユーモアと軽妙な文体も顕在です。間違いなく著者の代表作の一つだと思います。

  • 幽霊シリーズ第一弾。主人公と夕子のやり取りがとても面白い。

  • BookLiveで購入。
    赤川次郎デビュー作の「幽霊列車」収録。
    ずいぶん以前に読んだが、その後書店では見つからなくなってしまったのを、電子書籍で購入。

    ライトミステリ、というジャンルは、この作品が初めてだった。
    中年男性と美少女は、やはり王道パターンだね。

  • 本格推理短編。表題作と「裏切られた誘拐」がベスト(やはり結末が暗い)。設定される謎が非常に魅力的なのが特徴。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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