- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167262020
作品紹介・あらすじ
温泉町をつなぐ列車から八人の乗客が消えた。前代未聞の難事件に取り組んだ捜査一課のオニ警部は、聞き込みの先々で推理マニアの女子大生と鉢合わせ。二人はいつか名コンビになる。
感想・レビュー・書評
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今読むと古いけれど、赤川次郎デビュー作にして、これこそ赤川次郎的な作品。
とにかく女性は頭が切れてとても元気。
そんな女性を魅力的に描くのが得意な赤川さん。
今となってはその元気さも、あちこちに表れる「女性らしさ」が不自然に感じられるようになりましたけどね。
そして原田刑事…。
元気な女性と、その女性に頭が上がらない男性警察官、そして体力と食欲が取り柄な脳筋警察官の組み合わせは、そのまま三毛猫ホームズに通じますね。
それにしてもあのお子さんたちの未来が心配です。
自分でなんとか…できるのかなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何回目かの再読。
1978年刊行。シリーズ第1弾。連作短編集。
今読んでもどの話も面白く、幽霊列車の発想はすごいと思う。 -
幽霊シリーズの1作目。
この人のシリーズものに登場する女性は皆強い。
パワフルで、大胆で、賢くて美しい。
自分もそんな女性になりたいと感じる。 -
本当におもしろいと思った。初作品
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いとこに借りて読了。
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1980年代(だったっけかな?)に一番読まれた本ということで、手に取ってみる。
警部と20も年下の女子大生彼女(?)のコンビの推理もの。面白いが、最近の主人公も容疑者の心理も克明に描かれ、人生を感じる系サスペンスに慣れてしまうとやはり物足りない。
本著者のデビュー作と続編が沢山出ている事には驚き。 -
主役の二人はありがちなキャラクターですが、謎がとても魅力的ですし、物語世界の中できちんと合理的な解決がなされています。独特のユーモアと軽妙な文体も顕在です。間違いなく著者の代表作の一つだと思います。
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幽霊シリーズ第一弾。主人公と夕子のやり取りがとても面白い。
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BookLiveで購入。
赤川次郎デビュー作の「幽霊列車」収録。
ずいぶん以前に読んだが、その後書店では見つからなくなってしまったのを、電子書籍で購入。
ライトミステリ、というジャンルは、この作品が初めてだった。
中年男性と美少女は、やはり王道パターンだね。 -
本格推理短編。表題作と「裏切られた誘拐」がベスト(やはり結末が暗い)。設定される謎が非常に魅力的なのが特徴。