南くんの恋人 (文春文庫 う 6-5)

著者 :
  • 文藝春秋 (1998年7月10日発売)
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本棚登録 : 305
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167267063

感想・レビュー・書評

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  • 寂しくなる

  • 不思議
    何で小さくなったかも、どうやって戻るかも、これからどうしていくかも、何もわからない、不安だらけな世界。
    なのに、ちよみは南くんがいれば幸せそう。
    南くんも、最初は周りをあんなに気にしてたのに、ごはん作り、服作りと、順応し、温泉では周りを忘れるくらい。2人はお互いの一部になってたのに、
    最後はあんなにあっけないんだなと、人生と同じなんだろうなと、最後の鳥の死と重なるのも悲しい、
    なんか色々考えちゃう、不思議な話

  • 1/10サイズになってしまった同級生の彼女、彼の家のリカちゃんハウスに住み、彼が世話をする。学校には連れていけても、修学旅行は準備してみたが難しい。代わりに二人で温泉旅行に行く。

    小さくなってしまったというところだけシュールだけれど、高校生の男の子のリアルって、こんなものかもって思える絶妙なバランスが素敵。

  • 2017年3月15日(水)に読み終わった。読むのは2回目。本棚の整理をしていたら奥から内田春菊の本がたくさん出てきたので読み返してみた。1回目に読んだのはいつか不明。ブックオフで105円で買ったもよう。まちライブラリー@中津ぱぶり家に植本する予定。

  • ちよみーーーーっ!元祖南くんの恋人が内田さんの作品だっていうのはどれくらい認知されているんでしょう。
    救いがないことがこの話の醍醐味ですよね。なんで小さくなったかもわからなければ死んだら死んだで結局生き返ることもない。空っぽな展開だけどみんなの胸に残り続けるからいろんなメディアに展開されていったんですよね。

  • 悲しいラストだと既知で読んだのでショックではなかったですが、ライトな絵柄とテンションでそのままああなると遣る瀬無さはあるかもしれない。
    内田春菊の漫画は何気に初めて読みましたが偏屈とか鬼才とかそういう掴めない人物というよりは頑固な普通の女性という印象を受けました。

  • 昔々に買ったまんが。実写になると南くんは必ずイケメンなんだけど、一度くらい忠実にやってほしい。

  • 最後は切ない物語。電車の中では読めません。
    必読です。

  • 地味で平凡な高校生カップルの女の子が、
    ある日突然、何故か掌サイズになってしまい、彼の部屋に居候して、
    互いにもどかしくて面倒臭いながらも
    イチャイチャと楽しい秘密の生活を送る話――だったのだが、
    終盤、唐突なカタストロフに唖然とさせられたマンガ。
    「そうして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」では、
    有史以来語られてきた数多の物語と同じじゃないか!
    と作者が考えた結果だそうだが、
    私は未だにそれを良いとも悪いとも判定しかねている。

  • 終わり方が突然すぎる気が、、、、
    武田真治のやった「南くんの恋人」が1番好きかも。

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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