ともにさすらいてあり カヌー犬・ガクの生涯 (文春文庫 の 5-9)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167269173

感想・レビュー・書評

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  • ヒトとイヌのいい関係。ありがたいことに私もカヤックをやってるが、そんなに川を知らない。
    淀川で感激してるんだから、まだまだなんだろうな。それにしてもガクは男前で幸せなワンコだ。

  • 野田さんの文章大好き。日本の田舎の風景、アラスカの大河の風景がありありと浮かぶ。岳もガクも好き。

  • 展示テーマ:犬と旅する本

  • なんか違和感を覚えながら読んでいたが、ガクが4時間の手術をされたのに1週間も他人に預ける一方、「ぼくが犬に求めたのは・・・生活のパートナーであって」とは。自分のことしか考えない人なんだろうな。
    さらに、この人は、ガクを殴る、蹴るなどの虐待もしている。
    そして最期はなんとフィラリア。

    犬にとって、どんな人でも飼い主は飼い主なんだなと、つくづく思わされた。

  • 野田さんのガクとの思い出がたっぷり詰まった一冊。
    野田さんはガクをいつも旅に連れていたので、本書は良い意味で活動ダイジェストな一冊に仕上がっている。

    それにしてもガクは多くの日本人より全然世界に飛び出して活動してて「やるなー」って思いました。従順で頭がいいではなく”立派な個性を持っている”犬、ガクはホントやんちゃにした野田さんジュニアだな~って思いました。

  • 2005-04-00

  • カヌーで旅に出たくなる。ガクがやけに人っぽくてひたすらにかわいい。そんな本。

  • ガクと野田さんの幸せな日々を味わいたくて読み始めたけど、結末がみえるだけに途中から読むのがつらくなりました。目次にも「わかれ」という章があるし・・・
    朝の通勤時にその章を読み始めてしまい、案の定涙がとまりませんでした、ハズカシイ。
    はじめての犬だからこそ余計に野田さんの中で特別な地位を占め続けているのでしょうね。それがあんなに気が合って能力が高いなら尚更・・・
    我が家のワンコは1代目現在4歳。いつかその子が死んで、次の犬を飼ったとしても、その子以上の子は現れないと断言できるので、淡々とした文章の中に隠された野田さんの気持ちが痛いほど理解でき、感情移入しすぎてしまったようです・・・
    別れよりも、ガクが経験した数々の冒険や、野田さんやその友人達との楽しい日々を覚えておいてあげなきゃね。

    それにしても意外だったのが、野田さんは犬に対して無知だったこと。フィラリア予防のこともそうだし、ガクの子供を勧められるまま訓練学校に入れたり(野田さんが訓練された犬を好むはずが無い)、弱ったガクを近所の医者に任せてただ見守るだけだったり(人にアドバイスを受けて初めて大学病院に診せに行った)・・・頭の良い人だから、犬を飼ったらそういう基本的なことは勉強する人かと思っていたのでちょっとショックでした。

  • 2005年4月13日購入。
    2005年5月14日読了。

  • この本読んでカヌーを始める方も多いのではないでしょうか。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。在学中、ボート部で活躍。卒業後ヨーロッパを放浪。帰国後、高校の英語教師、旅行雑誌の記者を経て、エッセイストに。傍ら、カヌーによる川旅に打ち込む。これまでに日本の一、二級河川約200を漕破。さらに北米、ニュージーランド、ヨーロッパにまで活動範囲を広げている。長良川河口堰問題や川辺川ダム建設反対運動、吉野川可動堰問題などにかかわり、講演などを行う。

「2008年 『イギリスを泳ぎまくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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