もっとウソを!―男と女と科学の悦楽 (文春文庫)

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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167270063

感想・レビュー・書評

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  • 漫然とした構成( ´ ▽ ` )ノ。
    科学はどうあるべきか?とか、変人科学者列伝とか、いかにして作家竹内が誕生したか?とか、いろいろ語られるけど、芯がない( ´ ▽ ` )ノ。
    竹内さんの著書を読み込んだ読者向けの「ファンブック」ぽい一冊( ´ ▽ ` )ノ。
    トンデモ本扱いされてることを本人も自覚しているようで、これは一種の芸なのだ、とか( ´ ▽ ` )ノ。
    まあ、語り口が上手いし二人とも話題が豊富で頭がいいから、何となくすらすら楽しく読める( ´ ▽ ` )ノ。
    思想・感覚には、納得できないところ多々ありだけど( ´ ▽ ` )ノ。
    2014.9.16

  • いきなり性の話で、しかも表紙がこんな感じなので、借りるのが若干恥ずかしかったけど…
    生殖の話は生物学的に必ず通る道だし、女として生きていても大体通る道だし、やっぱり面白い。
    遺伝的に適応してきた多様性の話も興味深い。

    科学とは「その時点におけるもっともレヴェルの高いウソである」という見解もなるほどと思った。

    日高先生の思想的にも哲学的にも非常にレヴェルの高い話を面白おかしくやるって、私は単純に面白いな。ありがたいな。って思うけど、
    中途半端に科学をかじってる人(残念ながら中高の先生とか)は、面白いのは学問じゃないと信じ込んでることが多いらしい(*_*)

    竹内先生は「私に対して意地悪をする人がいるとしたら、〜(中略)〜ああ、この人もやっぱり遺伝子のコピーを増やすというプログラムに従って、こういう行動をとっているのかもしれない」という、精神衛生的に非常によい考え方を話してるo(^-^)o
    「人間の一生を考えると、みんな遺伝子のプログラムに従って成長するわけです。」
    大人の色気の出る時期や適齢期の男女の選び方、死ぬタイミングまで。
    人生を芝居のシナリオに例えて、最後まで一生懸命演じたい。と。

    高校の時に読んでからずっと思想としてあった「利己的遺伝子」の考え方や、「社会生物学」の考え方は、とても興味深い。
    種のため、相手のため、ではなく、結局は自分の遺伝子にとってよいかどうか、という判断基準で選択をしている。というところが、非常に納得。
    相手のため、ということは、つまりは「相手のために自分がしたいことをする」という自分のための行動。だと思ってるから。

  • はじめの掴み方がよいです。
    下ネタってか性の話って、やっぱり男女問わず興味のあることなんじゃないですかね?笑

    もともと日高さんの研究分野も好きだし、本も読みやすいのでファンだったんです。
    で、この本は日高さんとその教え子の竹内さんとの対談なんですね。
    やっぱりお話も面白いと思ったし、考え方も素敵だと思いました。

    科学ってこういう面白さがあるんだよって伝えてくれている。
    別に絶対的なものでもないし、お堅いものでもない。
    「これってもしかしたら、こうなんじゃないの?」っていう発想から生まれるある種のエンターテイメントが科学。

    科学系の本を読んでいると(といっても、そんなに読まないですが…)ワクワクします。
    全部「なるほど」と鵜呑みにするわけではないんですけどね。
    データだってそのワクワク感を演出する道具に過ぎないような。
    なんていうか、ある意味小説を読んでいる気分になります。
    そんなこと科学者の方々は求めていないのかもしれませんが。

    とにかく楽しく読ませてもらいました。
    またお二方の本を読んでみようと思います。

    星が1つ足りないのは、若干悪口?が多いように思ったからです。
    お互いの意見をぶつけ合うことは重要だと思いますし、特に学者の世界なんかはそれはそれは激しいとは思います。
    でも、それはあくまで批判や批評であって悪口であってはいけないと思うんです。
    なので、星1つ削りました。
    えらそうにごめんなさい。

  •  いや、決して、僕のモットーじゃありませんから(笑)

     今日読んだ日高先生と竹内女史の共著のタイトルです。

     日高敏隆という人は僕の住んでる所の県立大学の初代学長で、デズモンド・モリスの『裸のサル』やリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を翻訳されてます。

     一方の竹内久美子女史は『そんなバカな! -遺伝子と神について-』『浮気人類進化論』なんてベストセラーがおありの生物学者のエッセイストです。いわゆる「トンデモ本」と見る向きもあるようですが僕的には「大塚ひかりさん」以来のマイブームの予感です。

     でも全然知りませんでした2人とも。アハハ、浅学だな>オレ

     本の内容は、 竹内さんの他の著書のことや科学に対するお2人の基本的な考え方が紹介されていて(タイトルもそこからきている)グッド。

     科学とは宗教でも恒久普遍のものでも何でもないというお2人からのメッセージがちりばめられていて面白い。


    http://chatarow.seesaa.net/article/122421937.html

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  • 「ワニはいかにして愛を語り合うか」(新潮文庫)以来のコンビでの初の対談集ということですが、竹内久美子の方は、利己的遺伝子という何だかよくわからんガジェットでもって色々と妄想するような、と評されているのをよく見かけます。読み物としておもしろいのか、サイエンスとしておもしろいのか、何だかよく分かりませんが、日高敏隆のいい意味での「いいかげんさ」を知るには良い対談集なのではないかと思い、評価は2です。

  • 購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    あなたはどこまで信じるか?ダイエットの本当の理由、精子と卵の隠れた闘い、戦略としてのファッション、天才科学者の仰天エピソード等々、京大動物行動学の師弟コンビが科学の本当の面白さについて徹底的に語り合った、知のエンターテインメント。

  • 「遊び心」というのはどんな専門家にも必要な視線だと思う。
    難しいことを難しいままに語ることに意味はなく
    科学へのとっかかりをダイエットやマスターベーション、
    浮気など身近(?)な話題で切り込んでいく。
    内容の真偽はおいといて、仲のよい師弟が
    お茶の間の雑談のように繰り広げていく知的エンターテイメント。
    読んでいて面白かったけれど、あとには残らないなぁ。
    浮気云々や動物行動学の話より
    「科学は究極のエンターテイメントだ!」と言う
    やわらかく新鮮な論には大いに共感。
    でも、本ってより、雑誌の企画だな、これは。

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著者プロフィール

【訳者】 日高敏隆 (ひだか・としたか)
1930年生まれ。京都大学名誉教授。2009年歿。

「2018年 『利己的な遺伝子 40周年記念版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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