シンメトリーな男 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2010年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167270148

みんなの感想まとめ

体の対称性が生殖活動に与える影響を探る本書は、動物行動学の視点から様々な事例を通じて、シンメトリーの重要性を解説しています。著者は、昆虫や鳥から人間に至るまでのデータを用いて、科学的なアプローチで本能...

感想・レビュー・書評

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  • 読み物として純粋に面白い一冊。
    トイレ本から昇格して、後半は一気読み。

    本書の最終章で、どこまでが実際の実験結果で、
    どこからが著者の推測なのかを明確にしてくれた
    からよかったものの、読んでいる途中はこの両者
    の境界が曖昧で、「おいおい」と思ったことも
    しばしば。
    科学読み物としてはかなり面白いけれど、学者
    センセイから猛烈な怒りを買いそうだな、という
    ことが素人目にも分かる。


    ところで、本書を読んでやっぱり気になるのは…
    ワタシの体はシンメントリーなのか?ということ。
    実測してみたいような みたくないような。

  • 「シンメトリーな男」3

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p155より引用
    “ハゲもヒゲも、よほど深い意味を持っていると考えざるを得な
    いではないか。”

     動物行動学者である著者による、体の対称性が生殖活動にもた
    らす影響について書かれた一冊。
     競馬に関する話からスポーツマンについてまで、数々の研究者
    たちの事例を元に書かれています。

     上記の引用は、ハゲについて書かれた項の一文。
    ハゲはどうやら病気に強いそうで、特に胃ガンに強いということ
    です。どのような事にも、なにがしかのメリットがあるのかも知
    れません。
     目には見えない極めて小さな単位でシンメトリーであるかどう
    かが、異性にモテるかどうかを決定するそうです。生まれながら
    にある、努力しても越えることが出来ない壁というものが、科学
    的に証明されてしまった、ということなのかも知れません。
    ちょっと切ないです。

    ーーーーー

  • またまた竹内女史の本。

    昆虫や鳥のデータから始まり、ヒトにいたるまで本能レベルで分析。

    ハゲに胃がんなしかぁ…。

  • オスに限ってのことなんだけど、シンメトリーであるということには数多くの特典があるらしい(メスの場合もおっぱいがシンメトリーだとよく子を産むといったことはあるが、それ以上にシンメトリーであることとの関係はないとか)。シンメトリーということは、寄生者の害を受けなかった証であり、メスは微妙なシンメトリー性をかぎ分けて選ぶ天性の能力があるらしい。なぜなら、身体防御能力の高いオスとなら生存性の高い子が設けられるから。ま、しかもそれが顔もよくて頭もよくてってことになるなら、ほんとに以下にあるように一石数鳥なわけだ。

    ○EPC(ウワキ)の相手としてご指名がよくかかる。
    ○顔がいい。
    ○童貞を失うのが早い。
    ○経験した女の数が多い。
    ○女がすぐにOKのサインを出す。
    ○女をよく「いか」せる。
    ○筋肉質である。
    ○背が高い。
    ○IQが高い。
    ○ケンカが強い。
    ○臭くない。
    ○精子の数が多く、質もよい。
    ○スポーツが得意。
    ○ダンスがうまい。
    ○歌がうまい、声がいい。

    ○女の扱い方、キスや愛撫の仕方、性交がうまい。
    ○女の口説き方がうまい、しゃべりがうまい、ジョークやユーモアの効いた会話をこなす。
    ○性格がいい、社交的。
    ○ギターなど楽器の演奏がうまい。
    ○車の運転がうまい、バイク走行が巧み。
    ○金儲けがうまい。

    こういう科学の世界の話って、書きようによっては真面目一方のつまんないものになってしまうのだが、その点、著者の筆力は類まれ。テンポがよく、例示も豊富、自身のつぶやき的なことも混ぜながら「科学」ってことを意識せずに読ませてくれる。

  • 最初の方の、動物や虫の話のあたりは、なるほど~と興味深く読んだが、人間の男と女の話になってきたら、急に心が離れてしまった。

    最初に結論有りきで、実験結果の読み方も偏っているように見えるし、そもそも標本数も少なすぎる。数十人の実験で、結論が導けるものか。

    また、筆者個人の好みや見解がすべての人間に当てはまるかのように書いている。「女は”不良”や”不良っぽい”男が大好きなのである」「「ハゲのオジさんというのは意外や意外、若い頃には物凄くカッコいいことが多いのである」など、賛成しかねる。決め付けにもほどがあると思う。

    デートレイプに関する考察も、私から見れば勘違いもいいところだ。

    そんな単純なものじゃないでしょう!少なくとも人間は。

  • すげー面白い。
    多分,この領域の最先端の研究を紹介していると思うのだけども,小難しい研究論文を,噛み砕きまくってメチャクチャ分かりやすく,しかもユーモラスに説明している。

    全然関係なさそうなことが,実は関係あったりするという発見は,いつでも面白いものだ。

    なにより,一見アホらしいと思われそうな研究を,大真面目にやっている人がいるというのは,同じ研究者としては心強い。

    また,竹内氏のように,最新の研究知見を噛み砕いて説明するという,interpreterのような存在は極めて貴重だ。こういった類の作家がたくさん出てくれば,学術世界も仕分けに耐えうる価値あるものと認識されるのではないかと思う。

  • モテる男(シンメトリーな男)の定義がちょっと納得いかず・・・。
    自分、アシメントリーな女なもので負け惜しみ?

  • 前に一度読んだものを、今回再文庫化を機に再読。
    科学的にもホントにありそうな説得力がある上に、面白くて大好き。
    顔も左右がシンメトリーであればあるほど美人だって言うもんなー、とか思いながら読んでました。

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著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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