レッド・オクトーバーを追え 上 (文春文庫 ク 2-1)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167275518

感想・レビュー・書評

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  • トムクランシーにであった一冊。音紋解析とかの話しがでてきて、クランシーとは何者かと思った記憶があります。

  • レッド・オクトーバーを追え(The Hunt for Red October, 1984)

    最新鋭のソ連原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」がアメリカへの亡命を希望。
    ソ連に亡命を悟らせずにいかにレッド・オクトーバーを手に入れるか。
    なお、この作品は1990年に映画化されている。
    著者 :
     トーマス・レオ・クランシー・ジュニア(Thomas Leo Clancy, Jr., 1947年4月12日 - 2013年10月1日)は、アメリカの小説家。
    軍事や諜報活動を扱うテクノスリラー小説を数多く執筆し、また自身の名を冠したテレビゲームの監修も務めた。

  • トムクランシーのデビュー作。1985年の出版、いまから20年以上前の作品とは思えない。なぜか一度この本捨ててしまい。また読みたくなって、探してやっと上下見つかった。ライアンがなぜCIAに入ってことなど、忘れてしまってました。古さを感じさせない、感じはさすがに凄いです、この作者。最近の作品は、マンネリ化してしまって残念。

  • 自分の読書歴をさかのぼると外せない作家。トム・クランシー。

    まあほら、男の子だからミリタリーものにはまる時期があるわけです。この作家のほかの作品も夢中で読みました。

    『パトリオット・ゲーム』や『今そこにある危機』の作者です。

    しかし、日本とアメリカが戦争する話『日米開戦』を読んだときに、そこに書かれている日本があまりにもカリカチュアライズされているので白けてしまい。以降、この作家の本は読んでいません。

    たぶん、夢中になって読んでいた作品も、相手国の人からするとそうだったんでしょうね。

    でも、初期の作品は本当に面白かったような。

  • 本作は、冷戦下“鉄のカーテンの向こうでソ連は凄いモノ作ってんじゃないか”妄想が幅を利かせた最終末期のスパイ・軍事スリラーと思うのだが、如何? 現に、早30年以上前の作品だが、ここで登場した潜水艦の無音航行システムとか、まだ実用化されていない筈だ。

  • 久々の再読。
    ソ連(ソ連時代)の新造大型弾道ミサイル原潜が、祖国に反旗を翻す。

    新しい静かな推進システムがあっさり見抜かれて追跡されたり、案外スムーズに進んじゃうところがあれなんだけど、それでも、ソ連原潜が退去して米国西海岸に押し寄せる描写とか、ゾクゾクする。

    トムクランシーはどれ読んでも面白いのだが。
    たまには読み返したくなる名著。

  • 潜水艦の中の閉塞感

  • 檜山さんの日本本土決戦とか先に読んでいたけれど、自分の中では、全てはここから始まった気がする。

  •  80年代、まだソ連があった時代に、ソ連の最新鋭原子力潜水艦の艦長(ラミウス大佐)が、原潜まるごと米国へ企てるという凄まじい設定の話。核のある時代に戦争を避けなければならない両国の思惑が、現場である潜水艦とブレーンである政治の両面で火花を散らす。
     凄まじい設定とは書いたが、実際にソ連の防空軍中尉が亡命のためにソ連の戦闘機に乗ったまま日本の空港に強行着陸する、なんて事件が70年代にあったらしく、亡命した中尉が作者に助言を与えているのだとか(Wikipedia ヴィクトル・ベレンコより)。とんでもないSSS級バックラーだ。
     私が物心付いたときにはもうソ連は崩壊しており、米ソの対立を肌で感じたことはなかったのだが、小説映画共にヒットしたということは、きっと当時の米国のソ連に対するイメージを掴んだ小説なのだろう。

     古い小説であり訳もやや読みにくく知らない単語も多くて読み辛いのが残念だったが、政治の世界の上層部、スパイ、そして軍隊がそれぞれ未曽有の大問題に様々な制約の中で答えを出すことに努める様は非常にスリリングだった。
     相手国の潜水艦を撃沈する寸前までいくような、実際に戦争に突入する手前までいく描写もある。折りしもこの小説を読んでいる2020年1月、米国とイランで一触即発の事態が発生しており、SNSのトレンドに第三次世界大戦などと物騒な単語が躍り出ていた。
     こう考えると、米ソ対立・冷戦という昔を描いたこの小説は過去のものではなく、見えるところでも見えないところでも、こうした戦争を迎える危険とそれを回避する努力が続けられているのかも知れない。

     なお、米国側の小説ということで、貧しいソ連の軍人が米国の豊かさをにわかには信じられずびっくり仰天する、というコミカルなシーンも描かれる。先述のベレンコ中尉も実際に壮大なカルチャーショックを受けたそうだが、ソ連が崩壊した今、米露の比較文化なんてものもあれば読んでみたいなと思った。

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著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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