- 文藝春秋 (1986年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167275594
みんなの感想まとめ
心理描写を重視した人間ドラマとホラーが融合した作品で、登場人物たちの内面が深く掘り下げられています。特に、父親ジャックがホテルの霊たちに囚われていく様子は、アルコールや家族間の不信感といった人の弱さが...
感想・レビュー・書評
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「シャイニング (下) 」(スティーヴン・キング : 深町眞理子 訳)を読んだ。
あー面白かった。(怖くはない)
〈ハワード・コットレルに幸いあれ〉だな。
書かれてからもうすぐ半世紀なんだね。
登場人物のひとりがこんなことを言っている。
『この世のなかでは、物事がこうあるべきだということと、物事の実際のありかたとは、めったに一致しないものなんだ。世のなかってのは、むごいところなのさ。われわれのことなんか、なんとも思っちゃいない。』(本文より)
なんだか今の政治状況を思ってしまったよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホテルがついに家族に襲いかかる下巻
映画版のシャイニングも見たことがあるのですが、映画版はどちらかというと映像のインパクト重視、この小説版はホラー以上に、心理描写による人間ドラマ重視という感じがしました。
父親のジャックが徐々にホテルの霊たちの狂気に囚われていく様子が、この小説の中でも特に読みごたえがありました。そしてその狂気に囚われるきっかけというものが、
アルコールであったり、家族間の不信感であったりと人の弱さということなのも怖く感じます。
そうしたジャックですが、狂気の中で父親としての理性、息子への愛情が垣間見えた場面があり、そこが非常に切なくて印象深かったです。
大雪の中ホテルに駆けつけるハローランの描写もカッコよくて良かったです。ハローランとジャックの息子のダニーとの間に生まれた年齢を超えた不思議な感情。
それは二人が同じ能力を持ったが上に生まれた、友情以上に強い結びつきだったのだと思います。そうした絆の強さもしっかりと描かれていたと思います。
ホテルの霊たちもかなりの執念深さで怖い…。ひと段落ついたと思ったら最後まで人を狂気に飲み込もうとする、最後までドキドキしながら読み進めることができました。 -
映画より面白かったし、
“シャイニング”の意味もあったし、
何より醜悪で恐怖が目の前に広がった。
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ハローラン早く!早く!と思いながら読みました
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救いのあるエンディングで、良かったと本当に思ってしまう。迫真な内容で充分過ぎるほどに作品を堪能した。
でも、年を取ったせいか最近は、どうでもよい事が気になる。
救出後に警察の尋問は必ずあったろうに、どうやって納得した貰ったんだろう?燃え落ちたホテルの賠償はどうしたんだろう?ジャックの保険を、そのまま受け取れたと言う事は、かなり話を作らないと・・・
本題には関係ないけど、やっぱり気になる。
これだから年寄りは・・・嫌われるよな~。 -
ダニーが浴室で亡くなった幽霊に襲われるシーンで、もし幽霊を観たら接触すまいと心に誓った。それくらい怖かったシーン。
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もうすぐ続編が出るらしいので、それに合わせて再読。
かなり久々に読んだのには間違いないのだけれど、かなり記憶が混同してました。おそらくキューブリックの映画「シャイニング」の印象が強かったんでしょうね。あの映画も大好きなんですが。たしかにかなり雰囲気は違います。
オーバールックホテルがとにかくパワフルったらありません。にぎやかすぎるだろ! もちろん怖さはあるものの基本は陽気でコミカルなので、このへん日本の幽霊屋敷とは違うなあ、と思いました。だけどこんな中に一冬ほっとかれたら、間違いなく気が狂いそうです。
でも主役はタイトル通り、「かがやき」を持った人たちなのですね。ダニーは言わずもがな、ハローランと彼が遭遇する「かがやき」を持つ人たちとのやりとりは心温まります。この能力はやはり呪いではなく祝福なのかな。 -
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強大な幽霊ホテルの魔物たちの力になす術もなかった管理人一家ですが、やはり家族を思う力で立ち向かいます。最後に見えた一筋の光が救いです。一気に読みました。
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ハッピーエンド好きな自分的にはちょっともやもやな終わり方だった。
まあでも最後すっきりしたかなとも思います。
ジャックが変わっていくところなど怖かったです。
ちょっと切ないカンジの話でした。 -
やっぱりニコルソンの笑顔が浮かんでしまう。原作ではもっとヤサ男の作家だと思うんだが。
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怖い。文句なく怖いんだけれど、なんて悲しい話。
いちいち映画版と比較するのも何ですが、ダニーはほんとはこんなにパパが大好きで、ジャックはほんとはこんなに家族思いでもろくてかわいそうな男なんだ。
でもそんな父子愛のほうに感動してしまったせいか、どうもウェンディだけひとり浮いてるというか、息子かわいいのはわかるけどそりゃあんまりじゃねえの? -
日本人には馴染みの薄い“シャイン”って概念の事がちょっとだけわかるようになる。キューブリック版の映画より原作の方が“シャイン”に比重を置いてる感じします。
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心の移り変わりと恐怖を煽る描写は流石です。光景を想像するだけでぞっとする…これぞ名作。本当に面白かった。
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2025.7.09読了
文句なしに五つ星。
同じ幽霊屋敷ホラーの傑作『丘の屋敷』(シャーリー・ジャクソン、創元推理文庫)を読み直したくなった。
やっぱこのジャンルは、登場人物の誰かはとり殺される筋立てになるのかね。
酒場と舞踏場のシーン(ジャックがホテルの亡霊に完全にとりこまれた場面)はなんども読み返すことになりそう。
なんかカルト宗教の洗脳過程を精密に追体験しているようだった。
物語通してジャックはふんだりけったりだったなぁ、、
いまの漫画や映画の定型だと、今際の際に正気を取り戻して、精神が浄化されるとか、ありそうなもんだけどそこの描写も案外あっさり。キングは容赦がないね。
ハローランが、人々の助けをかりながら危機に駆けつけるくだりは、屋敷の母子の緊迫シーンとの対比で読んでいてハラハラドキドキ、ホント読み応え抜群だった。
あと、映画の有名シーン(ジャック・ニコルソンがドアの裂け目から顔出すところ)は原作にもあったのね。凶器は斧じゃなくて木槌だけど。
資材小屋のもう一つの木槌でハローランが取り憑かれかかる場面は、ホテルの最後っ屁として最後までスリルを味あわせてくれる&キングの作家してのサービス精神に脱帽。 -
レドラム、日本語だから全然わからなかったよ
ホテルに取り憑かれ飲み込まれていくジャック、ダニーの力を受けて強まるホテルの力、仮面舞踏会とバーのカクテル、幽霊ホテルの力が忍び寄って姿を表す
最後の怖さと勢いはすごかった -
映画との比較含む感想
映画ではそれぞれの人格は描かれていても関係性まで、濃密には描いていなかった
映画ではジャックに襲われたウェンディは、逃げることには必死だったけど、息子のことを顧みなかったように見える。
原作は親たちは狂っていく最中でも息子のことを愛し、息子の存在で現実に引き戻されるような場面もあった。それほど子供は大きな存在であって、そこに感情がないと今映画を見ても以前より大きな違和感を感じるだろう。
それに、原作では、ダニーのかがやきこそがホテルの原動力、エネルギーになっているとすら描かれており、映画では完全にその部分を端折ってジャック一人が発狂したようになっている。これでは別物と言われてもおかしくはない。
しつこい位の家族の前置きがあったからこそ後半はここ最近読んだ中で1番ハラハラドキドキするくらい感情移入した。12時過ぎに目がぱっちり覚めてしまった...。でも今もう一度映画も観たいと思いました!
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