ストレンジャーズ 下 (文春文庫 ク-5-4)

  • 文藝春秋 (1991年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784167275693

みんなの感想まとめ

不思議な現象と記憶の断片が絡み合う物語は、読者を引き込む緊張感とともに展開します。登場人物たちの混乱や苦悩が丁寧に描かれ、じわじわと明かされる謎が物語の魅力を高めています。特に、過去の記憶と向き合うテ...

感想・レビュー・書評

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  • 次々と起こる不思議な現象。記憶の断片から覗く洗脳の痕跡。防菌服の男たち。そして赤い月...
    導かれるようにして二年前と同じモーテルに集まった人々の前に再びその姿を表すのは、奇跡なのか悪夢なのか、それとも...

    数十年ぶりの再読。
    遅々として進まないストーリーはもうそういうもので、これが楽しめないとキングやクーンツは読めない。
    登場人物たちの混乱や苦悩を綿密過ぎるほど綿密に描き、じわじわと謎が明かされていく。遂に全貌を現した真相には、初読時にかなり困惑させられたものだが、今回は素直に楽しめた。手垢の付いたテーマでも角度と演出を変えれば新しい輝きを放つという好例。

    直接的には某超有名映画の影響が強いとは思うが、抑圧された恐怖の源への対峙という要素はキングの「IT」の影響もありそう。
    と長年思っていたのだが、念の為調べてみたら、今作と「IT」はまさかの同年発表だった。何十年越しで勘違いに気付くとは...

  • (上巻の感想からの続き)
    彼らの抱える悩みがある1点に収束していくのをクーンツ特有の「出し惜しみ文体」でちくりちくりと小出しにしていくのだが、とにかくくどい(まあ、その内容は結構面白いのだけれど)。
    冒頭はサイコ・サスペンス、続いて軍事スリラーに、そして最後はSFと、かなり贅沢な作品であるのは間違いなく、当時としてはクーンツの集大成的作品だったのかもしれない。
    しかし、最後がいやにメルヘンチックな締め括り方をしていたのと、やはりどうにも無駄に長いという感が拭えず、総合的には平均的な佳作だと結論に至った。
    面白くないわけではないんだけどねぇ…。

  • 謎の現象に悩まされて、元凶の場所へと集まっていく人々、いよいよ恐怖に闘いを挑む。

    事情通の元レンジャー隊員が合流するまでが長い。全体的に長くてややダレる。

    一般市民の登場人物たちがあーだこーだ言ってるあたりが…
    レンジャーが加入してから加速するかと思いきやマイペース…

    題材が題材なので…オカルト、宗教、信仰
    本当は全部彼らの思い込みで、敵の方が正しいのではないか?とか嘘くさい説が飛び交うせいか、読んでて何が真実なのか、最後まで読んでもしっくりこなかった。

    敵の人物が、どれほど狂った男なのか説明するあたりで「こっちが間違ってますよ」と丁寧に説明してくれてていんだけどやっぱ長い。

  • 初めて読んだのは10代のとき。
    冒頭からとても引き込まれるストーリーだが、最後になるにつれて失速ぎみ。
    種明かしが始まる前までの、ドキドキ感を楽しむには良い小説。
    個人的にジンジャーが好き。

  • クライマックスに従うにつれ、読む方にも力が入る。記憶ってやはり消せないんだよ。

  • 人のために何かする。それは人間の一番美しい本質なのではないだろうか?いや、人間でなくてもいいのだけど。。。最後まで読むと、えっ?こんな結末でいいの?って感じがしないでもないけどね。主要登場人物は色々な職業を持ちそれぞれに接点はない。しかし各々がいろんな悩みを抱えるようになってきた。恐ろしい夢を、毎日みたり、強迫観念にとらわれたり。また一方では、自己解放できて、幸福感を味わう人もいる。色々な土地に住むそんな人々がなにかに導かれて片田舎のモーテルに集まる。何故?何がそこで待っているのか?終わり方はSFだ。悪が負けて善が勝つ。そんな終わり方なので許すか。。。人間はすてたもんじゃないね。

  • 正直いってネタバレにならない用に感想を書く自信がありません。
    ということで、これ以降はネタバレOKの方のみ、お読みください。

    これは、キリスト教徒じゃない人が読んでも、それほど感動しないのではないかと思います。
    宗教に関係なく、人として思うことや行動も作品内にはありますが、物語の骨格がキリスト教に支えられているからです。

    アラスカのエスキモーが西洋文明に触れて以降、アルコールに蝕まれ、独自の文化は消えていったという言い分。
    新大陸の原住民は銃に滅ぼされたのではなく、自分達の未熟な文明に懐疑的になった挙句、自滅したのだという言い分。

    自分達の文化・文明への絶対的な自信というのは、要するにキリスト教への帰依の問題。
    だから心ある人は、未熟な文明に触れたらキリスト教を教え広めなければならないという、独善的な盲信。
    自分とは違う他者を、受け入れることの出来ない狭量さ。
    善き存在である自分たちが、未熟なものたちにしてきたことを考えても、高次なもの=善という単純さ。

    いい気なもんだなって思いました。

    作品自体は、長さが気にならないくらい面白くて、読ませる力を持ったものだと思うのですが、どうにもキリスト臭が強くて、最後の方は辟易しました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを“見て”しまったのだ。

  • £1.00

  • 00mmdd読了

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著者プロフィール

宮脇孝雄
1954年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。翻訳家・エッセイスト。訳書に、セイヤーズ「顔のない男」、マクロイ「ひとりで歩く女」(以上、創元推理文庫)、ダニング「死の蔵書」(ハヤカワ文庫)、著書に「書斎の達人」(早川書房)、「翻訳の基本」(研究社出版)他がある。

「2023年 『ディンマスの子供たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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