隣りの女 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 304
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167277048

感想・レビュー・書評

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  • 夏に京都の下鴨神社で開催された古本市でゲットした本。
    意識して、手に取って読んだ向田邦子さんの作品はこれが初めてです。

    時代背景はザ・昭和。普通の人の日常の短編集。面白かったです。

  • 向田邦子さんの本は読みやすいとは聞いていたけれど、確かに読みやすいです。
    時代を感じさせる部分はあるものの、どこか登場人物たちに共感できるところがあり、読む年代や立場によって誰に強く共感できるか変わるかなと思いました。
    ちなみに今の自分は「胡桃の部屋」が一番良かったです。

  • 愛人や腹違い子の話が普通にでてくるのって、やっぱり昭和だなぁ。
    最後の話がよかった。うちもちょっと家の中きれいにしよう・・・。

  • 自分で意識して手に取った「向田邦子」作品はこれが初めてだ。昔何かで「だらだら坂」は読んだことがあったが、国語の教科書では何作か触れたからか、私にとってはエッセイストとしての印象が強かった。いつか小説も読まなければと思いつつ何となくずるずると過ぎていたが、先日別の本のついでに併せて購入。
    5篇からなる短編集。どの作品も昭和の空気が色濃い。登場人物の生活風景は今と異なっているが、彼らの心理は今でも納得できる部分が多い。中には毒を含んだものもあったのだが、どれも読んでいて胸が重くなるようなことはなかったのが不思議だ。どの作品も「ごく普通の人々」が主人公で、何でもない人にもそれぞれドラマを抱えているのだというのを改めて感じさせてくれた。

    中で一番よかったのは「春が来た」。あの結末なのに、いい意味での諦念が漂い、悲愴感がなかったのが印象的。

  • 図書館で借りて読みました。
    古い本ならではの香りがしました。
    それさえも、作品の一部のように感じました。

  • 珠玉の五篇

  • 描き過ぎないから余韻の残る見事な中編集。古びないことに驚きます。

  • 5つの短編が収められているこの本。
    どの小説にも共通するのは人間のいじらしさやおかしみ。
    なにも特別なことはない日常の些細な部分が、だんだんと寄り集まってきて、すれ違ったり衝突したりして、物語を動かす様が鮮やか。さすが短編の名手です。
    時代背景やなんかはやっぱり今とは違いがあるんだけど、どーもこのいじらしさやおかしみがクセになります。
    また、家族同士ならではの気持ちのやり取りもクセになる。
    急逝されたことが惜しいです。

  • 向田さんの絶筆となった「春が来た」最後の作品と思って読むと、不思議とそれに相応しく思えてくる。直子の大きな声での、さようなら、これが向田さんの最後の挨拶のようで。幸福をもたらし離れていく風見は、色々なものに例えられそうだ。

  • ドラマにもなった胡桃の部屋が入っている短編集。表題の「隣の女」が特にいい。結婚ってこういうものか、と。

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著者プロフィール

1929年東京生まれ。放送作家としてラジオ・テレビで活躍。「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」等。1980年に短篇小説「思い出トランプ」で直木賞受賞したが、81年8月飛行機事故で急逝。『父の詫び状』等。

「2016年 『お茶をどうぞ 対談 向田邦子と16人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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