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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167277055
作品紹介・あらすじ
すぐれた人間観察をやわらかな筆にのせて、あなた自身やあなたを取りまく人々の素顔をとらえて絶賛を博した著者が、もっとも脂ののりきった時期に遺した傑作ぞろいの第三作。
みんなの感想まとめ
人間の本質を鋭く捉えたエッセイが魅力的です。著者は、独自の視点で日常のささいな出来事や人間関係を描き出し、読者に共感を呼び起こします。過去のエピソードを通じて、時代を超えた普遍的な感情や思考が浮かび上...
感想・レビュー・書評
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私にとっての初・向田作品です
恥ずかしながら「名前は知ってるけれど読んだことない有名作家」の一人だった向田邦子さん
脚本家としても活躍されていて、この『霊長類ヒト科動物図鑑』にも黒柳徹子さんなど芸能人の名前やテレビ関係者とのお話がたびたび出てきます。
1981年に飛行機事故で亡くなられた方で、この本は亡くなった後に出版された作品なのですね。
自分が生まれる前のエッセイなのに、人間の根本はそうそう変わらないよね、と教えてくれるお話が多数。(もちろん戦前生まれの著者ならでは感性やお父さんとのお話など、令和の時代では大炎上必至のエピソードもありますが、それはそれで興味深かったりします)
「女性が地図を書けないということは、女は戦争が出来ないということである。(中略)そのへんが平和のもとだと思っていたのだが、地図の描ける女が増えてくると安心していられないのである」女性は地図を読むのが苦手、というのはよく言われることだけれど、それを戦争と結び付けたことはなかったので、この視点は新鮮だった。実際にそれを体験した人にしか持てない視点というのは確かにあって、それはいくら本を読もうが勉強しようが、そっくりそのまま同じものをインストールできるわけではないのだな、と改めて思わされた。
向田さんは自分は器用貧乏で融通が利く方だから割とどんな職業でもできると自負しているが、どうしても無理だと思う仕事が2つあるそう。それは釦屋さんとスパイ。理由は整理整頓が壊滅的にできないから、そして虫がどーしても苦手だから。なぜその理由でこの2つの職業ができないのか。
考え方、お話の作り方がすごく面白いなと思ったエピソード。
また、昔話に出てくるのがなぜじーさんばーさんの夫婦ばかりで、若いカップルや壮年の男女はいないのか、という疑問に対する向田さんの毒のある考え方も良い。昔、子供の世話は老人の役目で、孫に自分たち老人が主人公のお話を聞かせてやっていた。話の中でイキイキと主人公として演じている。あれらは老人の夢や希望を込めたお話達なのではないか、というのです。うーむ -
向田邦子のマイブームはまだ続いており。とはいえ、随筆集も数冊、短編も数冊しかないのですぐ読み終わってしまうのが悲しい……。
台本をもとになんとかという人が小説にしたてた「向田邦子原作」の長編小説は読む気がせんし、シナリオは苦手だし、ということで残り少ない随筆集と短篇集を大事に読もう……。 -
向田邦子と村上春樹のエッセイがやっぱり誰のよりも好き。
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2013.1.21読了。
巧いなぁ。ヒコーキのエッセイには思わず身震いしてしまったけど。
ヒトっていじらしいねと自分を含め優しく接せられるようになりそうな、そんなエッセイ。 -
本棚整理中につき再読63
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文学
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2017.12/23
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父の詫び状、ほどではないけどこれもいい。
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読みやすい
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914.6
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昭和の匂いがプンプンです。
エッセイの内容に頷いてしまうのは、私が四半世紀とはいえ昭和時代を生きてきた証しなのかもしれません。
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訃報を聞いたとき、この本を思い出した。信じられなかったな。
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ますます向田邦子さんが好きになった!
小説の方は前から好きだったけど、エッセイには手が出なくて。というのも、エッセイで作者の人間性にげんなりしたら、せっかくのお気に入りの小説が色褪せちゃう思ってたから。でも先日、なんとなくBookoffで買ってみた。なんとなく。
なんて、想像力が豊かなことか。なんて素敵な感性をお持ちなのだろうか。蟻を見てたと思うと、いつの間にか宇宙の果てを眺めてる。そんな気持ちよいほどの突拍子のない話の流れが随所にあった。いや、突拍子のない話の流れと思う私はやっぱり、向田さんの感性・想像力の足元にも及ばないんだ。そんな、その“小気味良い”話の展開が、向田さんの小説の好きなところだと、このエッセイを読んでやっと捕らえることができた。
せっかちで、早口で、おっちょこちょいで、昔ながらの心遣いを周りの人に配ることができる向田さんはとてもチャーミングだ。人を知って作品がもっと好きになりそう。向田さんの小説を読み返してみようと思います(・v・) -
タイやスペインについてのエッセイが。
ちょうど自分もタイとスペインに旅行したところだったので、非常に興味深かったです。
あと飛行機墜落についてのエッセイがあるところも印象に残りました。 -
2005.7.26
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うんうん
著者プロフィール
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