女の人差し指 (文春文庫 む-1-6)

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  • 文藝春秋 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167277062

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多彩なエッセイが織りなす、日常の中のユーモアと深い洞察が魅力の作品です。特に、飛行機にまつわるエピソードや沖縄訪問記は、まるで今この瞬間に体験しているかのように鮮明に描かれています。晩餐でのカニの持ち...

感想・レビュー・書評

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  • 色褪せないなぁ。すごい。飛行機に関するエッセイは興味深かった。あと沖縄訪問記も、まるで現在のように思い浮かんだ。

  • この人、好きだなあ。

  • 晩餐で余ったカニをビニール袋に入れてハンドバッグで持ち帰ろうとしたらその後行ったディスコで汁が染みてバックごと駄目にした話面白かった
    「(買い物について)あっちのほうにすればよかったと、気持のどこかで自分のセーターに小さく八つ当たりして、脱ぎ着の手つきが根性悪くなったりする」とか言い回しに親しみやすさと上品さがあって憧れる

  • 連載中に事故で亡くなった、最後の本。

    ものすごく印象的だったのが、人によって
    ドラマの良しあしを決める場所が違う事。
    灰皿で、というのが驚きでしたが
    確かに、その場面というか場所に
    似合うものではないとちぐはぐに。
    納得な話でした。

  •  はじめて向田邦子の本を読んだ。たまたま手に取ったのは、雑誌などに掲載されたエッセイをまとめた1冊である。

     向田邦子という名はもちろん昔から知っていた。飛行機事故で亡くなったことも知っていた。しかし、なんとなく「古い人」という印象があって、興味関心の端にも引っかからないまま今日に至った。

     そのまま死ぬまで向田邦子との接点を持たずにいくほうが自然だったのかもしれない。
     それなのになぜ、急に、向田邦子に気持ちが向いたのかといえば、「トットちゃん」である。一昨年にNHKで、昨年はテレビ朝日で、トットちゃんの自伝的ドラマをやっていて、その中に出てくる向田邦子さんがとてもとても魅力的だったのだ。NHKの『トットてれび』ではミムラさんが、テレビ朝日の『トットちゃん!』では山田真歩さんが向田さんを演じていた。どちらの向田さんも飄々としていながら人情味が感じられた。「向田さんは、どんな文章を書いたんだろう?」とにわかに興味が湧いて、文庫本を買った。

     綴られている文章は、美しく、ひじょうに巧みで読みやすい。そしてなによりおもしろい。夢中になってページを繰りながら「なぜいままで読まずにきたのだろう。もったいないことをした」と思い、読み進めるうちに、こんどは読み終えてしまうのがもったいなくなった。
     短いエッセイの最後に記録された出典の年月を見ると、亡くなったあとに雑誌に掲載されたものもある。突然の事故で亡くなることなど知らずに書かれた文章は明朗で、前向きで、胸がいっぱいになってしまう。彼女が生きた時代にリアルタイムで作品に触れていた人たちの衝撃はいかばかりかと想像して、また切なくなってしまう。

     読み終えて、「もう向田さんの新刊は出ないのだなぁ」とちょっと残念な気持ちになった。まだ1冊しか読んでいないのに。まだまだ向田さんとの新しい出会いが待っているのに。
     
     いまさらながらすっかり向田邦子のファンになってしまった。だいぶ「遅ればせながら」ではあるが、いまさらでも向田邦子に出会えてよかったと思っている。

  • さらっと読める。向田さんの視点や捉え方が面白い

  • ふむふむ,というのはあったけど,そこまでいいなぁと思う文章はなかったかな。

  • 家にあったので読んでみる。
    向田邦子さんのエッセイは素晴らしいから、是非読みなさいと、何人かの方にオススメされた。
    確かにすごい。さらっと嫌味なく読めるし、洗練されている。言葉の選び方が上手なのだろうか。リズムがあって、人間のおもしろおかしいところがうまく表現されている。可愛らしいユーモアがあって、読んでいて飽きない。それにやっぱり、視点が少しだけ人と違うのだ。なのに、共感や納得があるから不思議。
    惜しいのは表紙の絵。内容と合っていないうえに怖いので、カバーは捨てた。

  • とても読みやすい文章でありながら、自分のボキャブラリーを増やすことができる、適度に馴染みのない言葉が入った本。多くの人が絶賛するほど私は向田邦子の魅力にはまらなかった。ただ1つよく分かったことは、彼女は食べることが大好きだということ。

  • エッセイ集。
    旅と食べ物と器が好きな人。
    自身の店として開いた小料理屋ままやの創業の話がとても面白かった。
    次はまた小説を読みたい。

    MORIOKA TAUTAYA 100円古本半額キャンペーンで購入。

  • ここにきてエッセイづいている。
    かの有名な向田邦子さん 飛行機でなくなったことしかよく知らなかった
    元祖おひとりさま、って感じなのかしら
    もっとフランクに人生を楽しみたくなった。楽しめれば充実して、幸せになれる気がする
    はーしかし篠山紀信への描写には感動した
    自分たちすら忘れていた、時のなかに眠っていた色、光、形を、命のないものたちが思い出して、篠山さんの前で、フワリとみせてくれているように思う

  • この人のエッセイが大好きだ。

    ピリっと皮肉がきいているのに、嫌味にならない。どうしてだろうと思ったら、言葉が美しいからだと気づいた。
    この本のタイトルもしかり。

    美麗な言葉ではないけれど、丁寧な、気取らない、しかしどこか女を感じさせる優しい文章。

    この人のエッセイはだいたい読み尽くしてしまった。残念。
    もっと読みたかった。

  • 2011.09.28 図書館

  • さばさばした女性の書く文章が好きで、特に食べものの話が好き。向田さんの飾らない雰囲気が伝わってきます。

  • 向田邦子さんのエッセイは温かい視点が好きです
    もしくはおちいりがちな傲慢さなどをふと振り返ってみて、たしなめたりとか
    なんといいますかとても庶民的で、ありふれていることを見つめ直すのがうまい、、、気がします
    ”旅行へ行った際に原住民が観光客慣れしててゲンナリした。もっと自然な生活が見たいと思ったが、それはエゴであると気付いた”
    という話があってそれが一番好きですね

  • これも母親の本棚から単行本をかっぱらってきた。1982年初版。
    鶯宿梅旨そうだな・・・。

    発行人が半藤一利だった。なるほど。

  • 向田邦子さんの最後のエッセイを集めたもの。
    「大きなバッグを持って、一切合財抱えて歩く人は長女が多い」
    人に借りたりすればいいや、と思えないのは確かに長女かも。

  • 向田サンの書く食べものについてのエッセイを読んでいると、よだれが出て来そうになるほど。
    旅についての文章も、景色が頭の中にパァーッと浮かんできます。
    こんな女性と一緒にお酒を飲みにいきたいです。。。

  • 墜落事故で亡くなる直前までの原稿をあつめた、最後のエッセイ集。
    向田邦子全盛とはいかず、向田邦子でなかったら
    ちょっとイラッとするエッセイなどもあるが、
    やはりこの味はいくつになっても書き続けられるものであっただけに
    しみじみしてしまう。
    私も、このまま結婚せず壮年となったとき、
    こんなものを書けるものだろうか。
    それにつけても素晴らしい表紙。

  • おもしろいが……。

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著者プロフィール

向田邦子(むこうだ・くにこ)
1929年、東京生まれ。脚本家、エッセイスト、小説家。実践女子専門学校国語科卒業後、記者を経て脚本の世界へ。代表作に「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」。1980年、「花の名前」などで第83回直木賞受賞。おもな著書に『父の詫び状』『思い出トランプ』『あ・うん』。1981年、飛行機事故で急逝。

「2021年 『向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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