ストーリーの迷宮 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年12月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167278250

みんなの感想まとめ

多様なテーマが織り交ぜられた9つの短編集は、読者を独特の雰囲気と不思議な体験で包み込みます。作品の中には、死体が埋められた絵や、夢と現実の境界が曖昧な物語が含まれ、読者は迷宮のようなストーリーに導かれ...

感想・レビュー・書評

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  • 9つの短編集。
    私が鈍いためか、イマイチ理解できず、スッキリしない作品ばかりである。最も、理解しようという読み方が変なのかもしれぬ。


    ●2023年5月18日、追記。

    本作の内容は、次のとおり。

    ---引用開始

    死体が埋めてあるというカシニョールの絵。黄色い沼地を描いた芥川の小説。「真珠貝で穴を掘り」死体を埋める漱石の『夢十夜』…。落と葉の積もる秋の夜、深い穴に飛びこんだ女を置き去りにしたのは現実だったのか、ただの夢か、もしかして昔読んだ物語の記憶なのか?森と死体をめぐる表題作ほか九つの短篇。

    ---引用終了


  • 修善寺にて
    ロゴスを探して
    昨日の花
    神々は笑う

  • 死体が埋めてあるというカシニョールの絵。黄色い沼地を描いた芥川の小説。「真珠貝で穴を掘り」死体を埋める漱石の『夢十夜』…。落と葉の積もる秋の夜、深い穴に飛びこんだ女を置き去りにしたのは現実だったのか、ただの夢か、もしかして昔読んだ物語の記憶なのか?森と死体をめぐる表題作ほか九つの短篇。(背表紙)

    薔薇配達人
    白い顔
    修善寺にて
    カルメンお艶
    学校が危ない
    遠い贈り物
    ロゴスを捜して
    昨日の花
    神々は笑う
    ストーリーの迷宮

  • 久々に阿刀田氏の本を読んだけれど、やっぱり好きだなぁと思った。
    起承転結のもっていき方が好み。『薔薇配達人』『ロゴスを捜して』が印象に残った。

  • この人の書くものを去年から読んでいるけど、「これぞインテリ」って感じがする。

    この作品は短編集なんだけど、どれも世界の名著とかを下敷きにして、そのストーリーや思想をなぞる形で作品が構成されている。

    で、その名著の解釈なんかも登場人物にさせたりしていて、読んでいるうちに「これは小説なのか、随筆なのか」よくわからなくなってくる。おそらくそれも計算のうちなのだろう。

    わかりやすい文章と、幅広い知識に裏打ちされた確かな構成力で読者を魅了してくる。

  • 死体が埋めてあるというカシニョールの絵。黄色い沼地を描いた芥川の小説。「真珠貝で穴を掘り」死体を埋める漱石の『夢十夜』・・・。落と葉の積もる秋の夜、深い穴に飛びこんだ女を置き去りにしたのは現実だったのか、ただの夢か、もしかして昔読んだ物語の記憶なのか?森と死体をめぐる表題作ほか九つの短篇。
    (「BOOK」データベースより)

    不思議な短編集だった。
    阿刀田氏の文体は好きだ。なんとなく懐かしさを誘うというか、温もりがあるというか・・・。この短編集は、その文体が功を奏しているのかもしれない。現実なのか、虚構なのか、エッセイなのか、小説なのか、読んでいるうちによくわからなくなる。
    数ある他の著名作品を引用しては、物語を綴っていく。その元の文学を知らないのであまり理解できてはいないけれど、それでも惹き付けられて読み進めていった。

    「ストーリーの迷宮」というタイトルはピッタリだ。まさに迷宮に入り込んだような気分。私は何を読んでいたんだろう。どんな物語を・・・。その物語たちに出てきた人々はどこへいってしまったんだろう。不思議な気分を味わいながら、本を閉じた。

  • (2010-04-03L)

  • 阿刀田さんならではの作品。タイトルの妙も拍手。
    名作を下敷きにし、パラレルで別の物語が進行したりしていて、実に面白い。
    一気読み。

  • 死体が埋めてあるというカシニョールの絵。黄色い沼地を描いた芥川の小説。「真珠貝で穴を掘り」死体を埋める漱石の『夢十夜』…。落と葉の積もる秋の夜、深い穴に飛びこんだ女を置き去りにしたのは現実だったのか、ただの夢か、もしかして昔読んだ物語の記憶なのか?森と死体をめぐる表題作ほか九つの短篇。

  • 2008/12/7 アシーネダイエー甲南店にて購入。
    2019/12/16〜12/17

    11年ものの積読本。
    短編の名手、阿刀田さんの短編集。「薔薇配達人」、「白い顔」、「修善寺にて」、「カルメンお艶」、「学校が危ない」、「遠い贈り物」、「ロゴスを探して」、「昨日の花」、「神々は笑う」、「ストーリーの迷宮」の全10編。安定の阿刀田節。

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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