- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167282189
感想・レビュー・書評
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(「BOOK」データベースより)
将軍・慶喜の英知も時代の奔流には抗しえなかった。第二次長州征伐に敗れて朝廷に大政を奉還し、水戸、そして駿府へと落ちていく慶喜。だが、沖田総司ら新選組の運命はさらに過酷だった…。幕府の幕を引いた慶喜から、新時代の主人公たる渋沢栄一まで、数多の人物を通して時代の奔流を活写した会心作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が戦国時代とこの辺りの時代が好きなのは、
自分の信念を抱いていて、義に篤い人が多いから。
なので、新選組ときたら試衛館の面々の結束であるとか、
沖田さんが近藤さんを慕っていたとか
近藤さんが容保さんに忠義を感じていたとか
土方さんが近藤さんと仲が良かったとか
そういう辺りが好きなもんで。
沖田さんが将軍に対しても微妙だし、近藤・土方が嫌いという設定となると、どうも。
嫌いになったのに一緒に戦いたいって来て、日野宿で四股踏みますか?
実は結婚?してましたってのは心温まりますが、なら子供がいても良いと思うし。
お墓に関しては色々謎があったりして、結婚してたとか
許婚がいたとかいう説もありますから、それがおみのさんでした、ということにしても
面白いとは思うんだけど。如何せん忠義が感じられず…
成一郎さんが沖田さんに似ているっていう設定もなあ…
でもまあ解説を読んで、やや納得しました。
そういう時代だったんだよね。この小説が書かれた時代が。
思ったほど慶喜慶喜してなかったのがちょっと残念でしたけど。
あと容保さんがほとんどまーったく書かれてないのも残念でしたけど。
それと、大久保さんが嫌いになりそうです。(笑)
まあこれはこれで。