十五代将軍 徳川慶喜 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1998年1月1日発売)
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本 ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167282189

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  • (「BOOK」データベースより)
    将軍・慶喜の英知も時代の奔流には抗しえなかった。第二次長州征伐に敗れて朝廷に大政を奉還し、水戸、そして駿府へと落ちていく慶喜。だが、沖田総司ら新選組の運命はさらに過酷だった…。幕府の幕を引いた慶喜から、新時代の主人公たる渋沢栄一まで、数多の人物を通して時代の奔流を活写した会心作。

  • 私が戦国時代とこの辺りの時代が好きなのは、
    自分の信念を抱いていて、義に篤い人が多いから。
    なので、新選組ときたら試衛館の面々の結束であるとか、
    沖田さんが近藤さんを慕っていたとか
    近藤さんが容保さんに忠義を感じていたとか
    土方さんが近藤さんと仲が良かったとか
    そういう辺りが好きなもんで。
    沖田さんが将軍に対しても微妙だし、近藤・土方が嫌いという設定となると、どうも。
    嫌いになったのに一緒に戦いたいって来て、日野宿で四股踏みますか?
    実は結婚?してましたってのは心温まりますが、なら子供がいても良いと思うし。
    お墓に関しては色々謎があったりして、結婚してたとか
    許婚がいたとかいう説もありますから、それがおみのさんでした、ということにしても
    面白いとは思うんだけど。如何せん忠義が感じられず…
    成一郎さんが沖田さんに似ているっていう設定もなあ…

    でもまあ解説を読んで、やや納得しました。
    そういう時代だったんだよね。この小説が書かれた時代が。
    思ったほど慶喜慶喜してなかったのがちょっと残念でしたけど。
    あと容保さんがほとんどまーったく書かれてないのも残念でしたけど。
    それと、大久保さんが嫌いになりそうです。(笑)
    まあこれはこれで。

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