だいたいで、いいじゃない。 (文春文庫 よ-16-3)

  • 文藝春秋 (2003年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167289065

みんなの感想まとめ

テーマは「サブカルのナショナリズム化」と「ナショナリズムのサブカル化」であり、現代の思想の変遷を考察する内容が魅力的です。著者は、昭和や平成の思想家たちの特徴を捉えつつ、彼らが時代の変化を恐れずに生き...

感想・レビュー・書評

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  • 「サブカルのナショナリズム化」および「ナショナリズムのサブカル化」というテーマは興味深いので、今後考察を深めていきたい。

  • 思想は時代と共にあるもので、思想家も時代と共にある。現在から考えると吉本は昭和のオヤジであり、大塚は平成のオッサンである。どちらも変化を恐れはしない人であるが、思想とはやはり染みつくものであると思わせるものが発言のそこかしこに現れていると感じた

  • P.2003/9/9

  • 先に言っておくけど「そんな肩に力を入れずにさぁ,人生だいたいでいいじゃない」といった自己啓発本ではない.
    吉本隆明の優れているところは,現象の「骨」を瞬時に抜き出して,わかりやすく読者に見せてくれるところ.
    論理,ではない.小林秀雄ともちょっと異なる.
    この人の思考の流れというのは,ちょっとどころではなく,抽んでている.
    ため息が出る.
    頭がよくなりたいなーという悩める若者にお勧め.

  • 吉本隆明と大塚英志による対談本。
    『新世紀エヴァンゲリオン』、天皇制、オウム、江藤淳とサブカルチャーなどについて、議論が展開される。

    http://d.hatena.ne.jp/ORION/20080113/p1

  • 思想家とか評論家は、自分の立ち位置をなにがなんでも断言するのを良きこととしていると思っていたけれど、なんだわたしたちと一緒じゃん、と。
    理屈を超えてくる正直な感情によって割り切れないで揺れてるかんじに共感。

  • 吉本のスタンスっていうのが分かりやすく喋られていて、そのスタンスが俺には好印象でした。
    大塚はねえねえ聴いて聴いて!って感じで喋っていた印象です。
    まあ、問題設定をいかにするか、問題に対するスタンスをどうするかってことを考える上で役立つことがたくさんありました。

  • タイトルの通り、『だいたい』という考え方は大事だと思う。

  • 5年前くらいに読んだ本。
    世代を超えた面白い組み合わせの対談。
    吉本隆明のこのユルさが好き。確固たる思想はありながらも自然体で考える柔軟さ。
    こういう年寄りになりたいと思う。

  • だいたいで、いいじゃない。両手を挙げて大賛成!

  • フーコーやドゥルーズなどフランスの構造主義的思想家を「精密すぎる」と批判する。「こんなことをここまでやることはないんだ、そのくせ肝心なことはちっとも言ってないじゃないか」という断言はありがたい。構造主義の思想家たちは結局、七面倒くさくニーチェ返りをしているだけじゃないのかという気がしてくる。

  • 思想界の巨人がエヴァンゲリオンの話をしていた。サブカルチャーってなんだろう?解説を富野由悠季が書いていた。

  • こいつ(大塚)、すげえ偉い人に向かってエヴァンゲリオン見ろって言っちゃったよ…!って思った。もうねーここまで開き直られるとオタクってなんていうかねぇ!好きなんだけどね

  • タイトルの割には、対談に脂が乗りまくってかなり掘り下げた所まで会話しているように思えたのは私だけでしょうか。
    吉本隆明だけの名義ではなかなか語らなさそうな内容を大塚英志が引き出していて興味深い。

  • なるほど、と思わせるところはあった。
    特に「ガンダム」と「エヴァ」の違い。

    しかし、吉本隆明、何か意見を言う時に必ず「僕らは○○だぜ、って思うから」などと「I」を「We」にするのをやめてほしい。「We」って他は誰なんだ。言い切るのが怖くなったか?

    でもその気持ちは分かる。僕自身も言い切るのがある時期から確かに怖くなった。でもそれってすでに思想家や評論家ではない、一般人になったってことなんじゃないの。

  • だいたい。

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著者プロフィール

◇吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。

「2026年 『吉本隆明全集【第Ⅲ期セット】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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