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- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167291075
感想・レビュー・書評
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また、久しぶりに読了した。もっと本を読みたいのにね。何はともあれ。
先生から教わった古山高麗雄。先生は、学生時代に文藝誌を読んでいて、たまたまこの人の作品に目を留めたらしい。
その後、レジュメで物皆物申し候を貰って読んだ。自分でプレオー∞の夜明けを買って読んだ。安岡章太郎の悪い仲間だと教えて貰って、心躍った覚えがある。
悪い仲間当時の交友を語る前半の作品が好きだった。特に「来し方ばかり」では、古山の友人と戦前の僅かな時期に恋仲だった女性を語り手にして当時を語る。これが良かった。その後長年連れ添った夫よりも、古山さんが定期的に友人の話をするたびに当時の思いや見ていた景色を思い出す。
晩年の妻との話、戦時中の話と、古山の様々な側面を知れる良い一冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サブタイトルは遺作12篇。
最後の小中編を集めたもののようだ。
「日本好戦詩集」でも書いたが、小説家としての衰弱がはなはだしい。
代表作となった戦争三部作「断作戦」「龍陵会戦」「フーコン戦記」の舞台となったビルマ(現ミャンマー)を訪ねた時の取材記録、「私のフーコン旅行記」はさすがに読ませる。
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古山高麗雄の作品





