- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167293024
感想・レビュー・書評
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サントリーミステリー大賞の読者賞受賞作です。私はテレビドラマを先に見て展開が知りたくなって思わず買ってしまいました。そのときの主役ソムリエは高岡早紀さん。白いドレスを着てブドウ園にたたずむオープニングはぴったりでした。
そう、主役はレストラン「フィロキセラ」に勤めるソムリエなんです。ミステリなので、殺人事件に巻き込まれていく巻き込まれ型主人公。そこに高級ワインと淡い恋と嫉妬と驚きとがはさまって、素敵なディナーになった、そんな作品です。
あとがきこぼれ話はこちら http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120329/1332978058詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルを見て、なんとなーく買ったミステリーですが、なかなか面白かった。
フランス料理屋で起こった殺人。疑いをかけられるレストランのスタッフたち。主人公は若き女性ソムリエ富田香。殺人に使われたワインに隠された意味は?犯人は?トリックは??
有名フランスワインの銘柄や、フランス料理の名前がばんばん出てきて………途中からちょーっと鼻につく感じもしたけれど、ワイン好きとしては、にやにやしながら読む部分も。
1989年に出版された作者さんのデビュー作とのこと。他にどんなのを書かれているのかチェックしてみようーっと。 -
しゃべくり探偵を頭に置いておいてはダメです!背筋を伸ばしてじっくりお読みくださいw
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後で肩を凝らす⁇
関西弁か⁇
そうじゃないかという人が犯人で
主人公がちんたらしていてイライラするし
ほかの面子も全員社会人的にアレな方々で
イラついてなかなかスムーズに読めなかった。
今に残る作品がないのも納得。
←古い図書館で、他の図書館には無さそうな
古ーい本を探すというテーマで
たまたま発掘したから読んだ -
犯人はもっとわかりにくく書いてほしい。
本筋はミステリではなくワインのうんちくだと思えばおもしろいのかも。 -
デビュー作とのことだが、落ち度の無い堂々たる文体。才気煥発という感じを受けた。キャラクターがくっきりと輪郭を結び、個性的な人物たちが繰り広げる掛け合いが楽しい。主人公の爽やかさが作品全体をワインの香りのように包む。堅実な書きぶりだが、読み終えた瞬間にぞわぞわと武者震いのような高ぶりを感じた。天性のミステリーの才能に恵まれ、海外ミステリーを含む豊富な読書経験があると思われる。地味なのに味わい深く爽やかな、ザ・ミステリーである。
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なんでこの作者を読む気になったのだか今となってはわからない。どこかで推薦されたのでもなさそうだし、読んでみて特段感心もしなかった。可もなく不可もなし、まさに凡庸なミステリとしかいいようがない。こだわりのフレンチレストランが舞台ということでタルトタタンをちょっと思わせる。気難しいシェフとか女性ソムリエとか共通点もあるし。ただしこれは長編でワインセラーの中で死体が発見されるという本格物。どうみても内部者の犯行でありアリバイをどう崩すかという点だけが問題なのだが、付随して起こる不自然な事件などあやしさてんこ盛りですぐに気づきそうなものだ。年代物ワインの蘊蓄もぼくにはもちろん猫に小判。
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第7回サントリーミステリー大賞。
おしゃれなフランス料理店で起こった殺人事件の話。密室殺人や死亡推定時刻の操作などトリックがいくつかあるが、ざっと思い返してみれば結構単純なあらすじ。読者を惑わすためか「実は無関係」な話がちょいちょい織り込まれているのが、面倒くさい。 -
軽快なテンポのミステリが読みたくなったので
本棚から選んでみました。
しゃべくり探偵の作者さまです。
赤川次郎みたいなシャレのきいた
キャラクターとしゃべりがとっても読みやすい、です。
あとがきを読むと、特に赤川氏に影響を受けて…
とかいうものではないようです。
たぶんこのトリック、なんらかの痕跡が
残るのではないかと、思うのですが…
死前と死後で撲殺痕が違うとか、そういうことは
指摘されているだけに、不思議な…
エンターテナーとしてはおもしろかったです^^