インドへ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (1983年1月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167297015

作品紹介・あらすじ

ビートルズに触発され、三島由紀夫に決定づけられて訪れたインド。芸術家の過敏な感性をコンパスとして宇宙と自己、自然と芸術を考える異色旅行記。カラー口絵二十三ページ付。

感想・レビュー・書評

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  • 最近インドづいているので、勢いで再読。
    お友達として三島さん、篠山紀信君が出てくる。
    インドは人間が風景を創造している。美しい柄のサリーをまとった女性や噴水が調和する。日本では人間が風景を壊す。えらい違いだ、と言っている。
    グラフィックデザイナーとしてNYから発信していたのに、インドでひととしての本質を悟った、ということなでしょう。
    本当に美しいところなのかもしれない。湖から日の入りをずっとみて、そのまま夜には星が降ってくる。そんなインドの自然を感じられる本(UFOもでてくるけど)。
    いまのインドは横尾さんが感じたときのままだろうか。そうであってほしい。

  • 精神世界、宗教、宇宙、禅、悟り、カウンターカルチャー、ヒッピー、ドラッグ、高度経済成長期の日本の若者、等々。
    このうち3つくらい引っ掛かるものがあれば、読むことをお勧めします。

    1977年に出版された本作、確かに日本にもこういった精神や文化があった、と認識できただけでも読む価値がありました。
    自分自身がカウンターカルチャー的なムーブメントに肯定的か懐疑的かは置いておいて。

  • その頃はそうだったんだね、って思えたりして。

  • 著者はインドそのものでなくインドが象徴するもの、例えば死が限りなく身近にあることなど、もっと言えばカルチャーとしてのインドに惹かれ、それを求めた。三島由紀夫の死によってインドへ導かれる横尾氏の彼の内側にあるインドへの旅行記。

  • 全体として流れが分かりづらかったが、横尾忠則の文章に慣れていないだけだと思う。
    インドへの期待とインドの現実をまとめた文章になっている。

  • 2005年2月読了。

    この本を読んで横尾忠則が好きになりました。
    三島由紀夫が好きな私としては、輪廻転生・仏教とすべてがばっちりの一冊。

    でもこの本、絶版で売っていないんですよね。
    借り物で読んだんですけど、手元に自分のモノとして欲しい一冊です。

  • これまた長ーい時間をかけて読み終わった。インド、いいなあ。前回はガイドさんに連れられて回ったもんだから車移動中爆爆睡でほぼ記憶なし。交差する道路の真ん中に牛と犬と鶏がごちゃごちゃいたのくらいしか覚えてない。
    ちゃんと考えながら、自己回帰しながら、瞑想しながら、1ヶ月くらいかけて回らないと、きっと見えてこないんだろうな。1ヶ月でもほんのヒトッキレしか見れないんだろうけど。はあ〜横尾さんこんなこと考えてるんだな、思っていたより数倍、人間くさいひとだった。読んでるうちに、勝手に近づいてしまいました。

  • インド行きたすぎて苦しくなる。初めてインドに行った時、ずっとサングラスをかけていて「インドから自分を守ろうとした」という表現はとてもよくて心に残ってる。スリナガル行きたいな。私はいつでもインドに呼ばれている確信がある。中国もそうだけど、波長の合う国というのはある。

    三島由紀夫が洒落込んでパリとかに入り浸ってないでインドの恐ろしい人波に身を置いてたのいいな。三島由紀夫がインドについて語ってるのよんでみたいな。

  • 横尾さんの本他にも読んだことありますが、これも不思議体験が載っていて、いろいろ想像しながら読んだ。

  • これも途中。インドの現実もありだが、もっとメンタルな面にも触れている。そういう国なんだろうな。はやくインドに呼ばれたいです。

  • せっかく国外で暮らしているのだし、日本語の鍛錬がてら私も何か書いてみようかしらとたまに思うのだけど、どうもどこの国でもこんな風に心震えることが無いので成立しなそう。‬
    ‪---‬
    ‪息苦しくなったぼくは、ふと空を見上げた。路地から見える蒼い空は亀裂のように細長くどこまでも続いていた。そしてそこには白く輝いた真昼の月が浮いていた。ぼくの心は一直線にこの月まで走った。ぼくにとってこの時の月は現実からの避難場所でもあった。月まで届く梯子でもあれば、ぼくは本当に駆け登ったかも知れない。この月が日本で見るのと同じ月であることが、ぼくをどんなに安心させてくれたことだろう、ここはやっぱり地球だった……と。‬
    ‪---‬
    ‪そんなこと思ったこと一編たりともない。インドに行ったことがないからか?‬

  • 少し読んでは止めて、また少し読むというのを繰り返してゆっくり読み終わりました。
    自分には体験できなかった時代の日本やインドのことを思いながら…遠い時間と遠い国の時間と空間を味わえる不思議な感覚。(基本的には酷い内容のような気もしますが^^;)

    また読むかな?と思ってなぜかずっと手放せない本。不思議な存在の本です。

  • 三島由紀夫に「インドは、行くべき時期が来た者が行くことになる場所だ」と暗示された著者によるインド紀行。

    怪しいタクシーに連れ回され、不衛生と腹痛に悩み、物乞いに追われ、海外から訪れたヒッピーだかヤッピーだかに幻滅。 なのにどんどん好きになっていくインドの 不思議が怖い一冊。 同行の倉橋君のワイ ルドな感性も見どころ。

  • 2009年くらいに購入して流し読みしかしていなかった本。
    この度、じっくり読んでみました。

    横尾さんといえばインドがターニングポイントということが有名で、インドを知ってからの横尾さんの作品は以前とは異なり、宇宙観、宗教観が強くなりました。
    この本の中に、横尾さんの心境が綴られています。
    インドは、汚い、臭い、うるさい、貧富の差が激しい、などなど、インドがどのような国かを表しています。
    謎が多い国であり、国民も日本人とは全く違い、宗教を軸として生活しているところも興味深いです。

    2012年8月14日〜20日、私はインド旅行に行きましたが、この本に出逢っていて、インドにそこまで驚かなかったのが救いでした。
    ただ、横尾さんのように、インドの美しい自然を存分に見られず、世界遺産周辺のうるさく汚い街ばかりだったのは少々残念です。
    また機会があるのなら、横尾さんが体験した自然に飛び込みたいです。

  • 80年代のインドを著者が旅をした、その紀行文学。本作が他のありきたりな紀行文学と一線を画することができた、その最大の理由は、何よりも著者こと横尾忠則自身にあることはもはや自明の理であろう。何故、そこまで魅力的な内容に仕上がっているのかといえば、時に精緻なまでにインド人、インドの風土を描写し、かと思えば、観念的にUFOや謎の光との遭遇をエピソードとして盛り込んでくる。いってしまえば、まとまりのなさだ。しかし、それが決してマイナスに作用するのではなく、横尾自身も感じたインドの現実離れした空間と、そこで起きた様々な現実離れしたエピソードと相まって、上手く昇華されているのが、本作の肝なのであろう。
    とはいえ、そういうまとまりのなさが許される最大の理由は、著者であり、日本を代表するグラフィックデザイナーにして画家の横尾忠則という存在にあることは疑いようのないということは付言しておくべき事実であろう。

  • 著者の考えにすごく共感できた。
    特に自然と宗教のつながり。
    70年代80年代のインドも行ってみたかった。
    がーっと読める感じではなかったけど、
    読み終えて、ああ納得。という感じ。

  • そのタイトル通り、横尾忠則のインドへの旅が書かれている。しかし物質的・肉体的な旅ではなく、精神的な旅である。日常と非日常が混在するインドではふと「今まで」は正しかったのだろうか?様々な彼の体験を通して考え直してしまう。また横尾忠則のデザインを理解する上でも読んでおきたい一冊である。

  • 欧州へ向かう飛行機のなかで読むために
    何故か選択した一冊。


    横尾氏の作品はずーっと大好きだったけど、
    文章作品を読むのは初めてでした。


    これを読んだとき、
    あぁ、いつかインドへ行こう、
    と漠然とおもった。

    そのときはまさか本当に行くとは思っていなかったけど…

  • インドの名所案内などではなく、精神的・観念的な方向からインドを綴った旅行記。

  • あの、横尾忠則が30年近く前に書いたインド本。再度インドに行きたくなった。なんだか、まったく昔に書かれた気がしない。今の自分の気持ちにフィットしていた。

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著者プロフィール

美術家、グラフィックデザイナー

「2017年 『現代作家アーカイヴ2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横尾忠則の作品

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