- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167297022
感想・レビュー・書評
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わたしはエッセイは苦手なんやけど、読み始めて中盤くらいまではやっぱり読むんじゃなかったなーーぁぁと思っとったのが、後半からなんとか持ち直した。
なんか、なんでこんなにすぴりちゅあるなのこの人…て思ったんやけど、読んでるうちに、一方向に突っ走ってるわけではなくて全部に熱心なだけで、よく考えたら芸術というのは宗教から生まれたものといえるし、この人が日々こーいうことを考えてたから素敵な作品ができるんだなあと考えたら受け入れることができた。
でもエッセイ自体はやっぱり苦手なわ。
冒頭のは『ポルト・リガトの館』をまえーに読んだけどあれの元ネタになる話なんかなー。それを読めたのはよかった。
あと、XTCとクラフトワーク聴いてることがわかったのもよかった。 -
最後の解説を読んで、やっと分かりました。
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横尾さんが四十代にして既に体調不良を訴えつつ暮らしていたのがよくわかる本。
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サルバドール・ダリに会いに行った話やインド旅行の話や座禅など、この世の物理的な深淵の更に先にある精神世界への傾倒が強い画家の思索的手記。
「芸術生活」での連載分が終わった後半は、食べ物とか音楽とか日常の覚え書きの様な雑文に終始する。
今で言えば、ブログのハシリ的なエッセイとでも言おうか。
クリエイティブのヒントになる話があるとか無いとか誰かが決めることではないので、その辺は読者に委ねられる。 -
どこから読んでも、何度読んでも、新しい発見がある不思議な本。