あたりまえの研究 (文春文庫 や 9-4)

著者 :
  • 文藝春秋
3.40
  • (3)
  • (4)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167306045

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 評論家・山本七平のエッセイ集です。

    著者の立場は、基本的には保守に分類されることになるのでしょうが、本書はそうした著者の立場から見て「あたりまえ」に思えることが、なぜ世間で通らないのかを論じた本です。要するに、戦後日本のマルクス主義や市民社会的道徳の、イデオロギー批判になっています。

    個人的には、事柄そのものをまっすぐに論じるようなスタイルに好感を持っているので、相手陣営のイデオロギー暴露という形で議論が展開される本書は、正直に言ってあまり好きになれません。

  • 山崎まさよし 「セロリ」 な、本。
    いたって、「あたりまえ」な本でした。
    良し。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。
著書には『「空気」の研究』(文藝春秋)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『論語の読み方』(祥伝社)、『なぜ日本は変われないのか』『日本人には何が欠けているのか』『日本はなぜ外交で負けるのか』『戦争責任と靖国問題』(以上、さくら舎)などがある。

「2020年 『日本型組織 存続の条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本七平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×