「派閥」の研究 (文春文庫 や-9-8)

  • 文藝春秋 (1989年1月1日発売)
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167306083

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の政治を支配する派閥とは何かを論じた本。

    著者はまず、派閥の支配を通じて権力を掌握した田中角栄について論じています。根回しを通じて人、カネ、モノのルートを押さえ、派閥の領袖となった角栄の手法を解明するとともに、金脈問題やロッキード事件以降、法治主義ではなく「納得」治主義ともいうべき論理に則って彼を批判する「世間」もまた、派閥を生む日本的な土壌に根ざしていることを明らかにしています。

    後半は、角栄にも劣らず日本的な権力構造を見事に掌握した星亨の政治手法が論じられています。

  • 日本の縦割りの制度において裏で統合する田中角栄の役割を見、藩閥に対抗して数を維持しようとした星亨の方法を見る。小選挙区制が導入されて派閥は変容したが、利益誘導の役割や「事実の世界」と「法・制度の世界」の乖離など、参考になる点は多いと思う。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。
著書には『「空気」の研究』(文藝春秋)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『論語の読み方』(祥伝社)、『なぜ日本は変われないのか』『日本人には何が欠けているのか』『日本はなぜ外交で負けるのか』『戦争責任と靖国問題』(以上、さくら舎)などがある。

「2020年 『日本型組織 存続の条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本七平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×