聖書の旅 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1991年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167306106

みんなの感想まとめ

聖書の舞台を訪れ、現地の人々との交流を通じて、歴史や文化について深く考察した作品です。著者は、聖書のエピソードを通じて日本人とユダヤ人の違いや文化的本質を探求し、さまざまなエピソードを集めることで新た...

感想・レビュー・書評

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  • イザヤ・ベンダサンの筆名で執筆した『日本人とユダヤ人』で独自の文化論を展開し、賛否両論を含む広範なリアクションを引き起こしたことで知られる著者が、聖書の舞台である各地を訪ね歩き、現地の人びととの交流や聖書のエピソードに対する所感をつづった本です。

    本書のなかに、本多勝一の『極限の民族』におけるベドウィンの描写にかんする記述があります。著者は、値段交渉というかたちでの対話を拒んだ本多のスタンスに対する批判的な言辞を記しているのですが、わたくしには著者と本多に共通して見られるエピソード主義的な議論のしかたに引っ掛かりを感じてしまいました。もちろん本書も本多の著書もルポタージュである以上、エピソードの記述が中心になるのは当然ともいえるのですが、著者のばあい聖書をさまざまなエピソードの集積としてあつかい、それをもとにして日本人とは異なる民族的本質を規定しよとする姿勢が顕著で、たとえばイラン革命に預言者エリヤの伝統を見ようとするところなどに明瞭に現われています。こうしたエピソード主義的な文化論は、エッセイとしてたのしんで読むには問題はないのかもしれませんが、個人的にはやはり賛同しがたいと感じてしまいます。

  • ●聖書の素養もないのに読むべきものではなかったかもしれない。

  • (「BOOK」データベースより)amazon
    普通の人間にはあり得ない言葉、また決して結びつかない言葉を結びつけて新しい世界を開くこと、それが「歴史における進歩」であるなら、この旧約の地こそ、その言葉を生み出した地であった。古都の神殿跡、荒野の廃址丘、オアシスの聚落…。聖書の地をひとつひとつ訪ねて、人間の歴史、永遠、聖について考える巡礼の記録。

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著者プロフィール

1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。
著書には『「空気」の研究』(文藝春秋)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『論語の読み方』(祥伝社)、『なぜ日本は変われないのか』『日本人には何が欠けているのか』『日本はなぜ外交で負けるのか』『戦争責任と靖国問題』(以上、さくら舎)などがある。

「2020年 『日本型組織 存続の条件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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