鹿の死んだ夜 (文春文庫 ク-6-5)

  • 文藝春秋 (1994年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167309282

みんなの感想まとめ

深いテーマを持つ本作は、著者のデビュー作でありながら、すでに彼の独特な筆致が感じられます。海外ミステリー愛好者には特に魅力的で、物語は決して明るくはないものの、後期の作品とは異なる趣を持っています。冤...

感想・レビュー・書評

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  • 本当に久しぶりに、トマス.H.クックを読んだ。海外ミステリーが好きなのであるが、クックは、その中でも、トップクラスに好きな作家であった。
    本書は、クックのデビュー作。私がクックで主に読んでいたのは、後期の作品だったので、このデビュー作と後期の作品では、趣が随分違うのだな、と感じた。私が好んで読んでいた、クックの後期の作品は、全体的に、静謐で暗いトーンの文章とストーリーが物語の最初から最後まで続く。最後には悲劇的なエピソードが待ち受けている強い予感を感じさせ、そして、その通りの結末を迎える。そのようなイメージを持っていた。
    このデビュー作も、決して明るい話ではないけれども、後期の作品に多く見られるパターンは、まだ表れていない。
    まぁ、それでも、久しぶりのクックは面白かった。しばらく、続けて読むかも。

  • デビュー作。しかし、クックらしい筆致は感じられる。当時はサイコものと言う認識だったらしい。そうかしらねえ。

  • 如何ともし難い不条理さ。やるせない。

  • 遣り切れない事件の終末。
    冤罪がどうして起こるのか 分かる気が・・・

  • 巨匠クックのデビュー作。
    主人公は引退間近の刑事。その孤独な捜査行の果てがなんとも悲しい。
    後の記憶4部作で「化けた」といわれる作者だが、本作も十分面白い。

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著者プロフィール

翻訳者・編集者。
1950年、東京都生まれ。1974年、早川書房入社。以後、10年間の翻訳専業期間をはさみ、朝日新聞社、武田ランダムハウス・ジャパン、KADOKAWAで翻訳書を中心に書籍編集に携わる。現在は、S.K.Y.パブリッシング代表取締役。
訳書に、スティーヴン・ハンター『極大射程』(扶桑社ミステリー)、トマス・H・クック『死の記憶』(文春文庫)、ガリル・カスパロフ『DEEP THINKING 人工知能の思考を読む』(日経BP)、オーウェン・ウォーカー『アクティビスト――取締役会の野蛮な侵入者』(日本経済新聞出版)などがある。

「2021年 『誰よりも、うまく書く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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