マイン 下 (文春文庫 マ 6-3)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167309497

感想・レビュー・書評

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  • 2020.10.01 読了。

    長かった。
    上下巻程のボリュームが必要なのか謎。

    このローラとメアリーの追いかけっこ、必要か?
    途中で読むの疲れてきたくらい同じような事の繰り返しなのよね。

    やっとジャックに会えたと思ったら、の展開がありがちだけど良かった。
    ここが一番面白かったかな。

    その後のローラVSメアリーの肉弾戦は微妙。ここも長い。
    ローラはかよわいお嬢様育ちなのに勝てちゃうのがなー。
    そら主人公だから勝つんだろうけど。
    警察が無能だよね。

  • 後半は殆ど女性3人だけ、と云う感じがする。あれだけの騒ぎを起こしてるのにね。

  • 凄かった~~
    会わないでね・・・と思っていたのに

  • 60年代。若く楽しいはずの時代を闘争に費やし、敗れてもなおその夢を捨てきれぬ女―メアリー・テイラー。彼女は「ローリング・ストーン」誌に掲載されたメッセージを神の啓示と信じる。かつての恋人に再会し、失ってしまった彼の“息子”を捧げねばならない―彼女の中で眠っていた狂気が起き上がった。
    一方60年代を捨て今や成功を収めていた女―ローラ・クレイボーン。彼女の腹中には新しい生命が宿っていたが、良きパートナーと思っていた夫ダグラスの不貞を知り、ローラはやがて生まれてくる我が子と生きることを決意する。だが狂気にかられたメアリーに生後間もない息子デヴィッドを連れ去られ、半狂乱になってメアリーを追跡する。かくして3千マイルに及ぶ追跡劇が幕を開けた……。

    母になれなかった女と母になった女。前者は後者の子を奪う―己(マイン)の子供として。失われた我が子として。失われた輝かしい日々を取り戻すため。後者は前者を追う。再び母であるがために―我が子(マイン)を再びこの腕に抱くため。……母は強し。
    元過激派であるメアリーの描写(大柄な体躯と腕力、殺人技術、それに知能)はともすると怪物的ではあるし、恋人であり崇敬していた過激派のリーダー、ジャックの子供を流産したことによる悲嘆と絶望が育んだ狂気の様はやはり恐ろしい。が、彼女の背負った寂しさ、もの悲しさも伝わってくる。ローラもまた、恵まれた生活から一転悲嘆のどん底に叩き込まれ、ただ我が子を取り戻すために立ち上がる。無謀とも思える追跡行の中で強く逞しくなっていく彼女の姿もまた物悲しく、美しい。

  • 01mmdd読了

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