- 本 ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167309657
感想・レビュー・書評
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一人の人生を超えた、連綿と連なる「良心」の場所。「良心」はときに苦い。きれいごとではない。そこにたどり着くには、待つ時間が必要。
ときに過酷で、ときにほろ苦く、ときに甘く切ない物語だった。
法律、慣習、道徳というルールが物語を繰り返す駆動力になっている。反発し、屈するというかたちで。
傑作だった。
ジョン・アーヴィングの作品は、読後、一人一人の人生が哀切に迫ってくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻はあっという間に読んだ。
アーヴィングらしく、最後には収まるべきところに収まった。 -
中絶の場面や性的描写が少し辛くてお腹が痛くなるような思いで読み進めました。
ホーマーにまつわる登場人物たちがそれぞれ迷いながらも良心を持って行動して行くエンディングに着地し、心が暖かくなる読後感でした。
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主人公は孤児院からリンゴ農園へ。偶然知り合ったリンゴ農園の若夫婦と仲良くなり三者の関係性が濃密になっていく。タブーを破ってでも貫く信念と社会問題の狭間で人生の意味を見出していく。
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よくも悪くもジョン・アーヴィング。相変わらず面白くて冗長で。
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いちばん印象的な人物はメロニィ。関わりたいかは別として。
小説のイメージがしっかりできてしまったので、
映画版は観ないでおこうと思う。
ジョン・アーヴィングの作品





