元首の謀叛 (上) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1983年7月9日発売)
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167311018

作品紹介・あらすじ

世界大戦を起こさずにヨーロッパ地図を塗りかえる——このソ連の野望に西側諸国はどう対処するか? 東西ドイツ国境線の大爆発にはじまる直木賞受賞の国際政治小説。(野坂昭如)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本作まで直木賞作品を100冊くらい読んできたが、図書館で計2回ほど返却と延長を繰り返して、ようやく読了できた。広く大衆受けする作品の多い中で、この読みにくさは秀逸。
    選評でも、『読者に媚びない』『抑制のきいた細密描写』『少々長すぎるかと思えもする、西側の軍事談義などにも、念を入れて読みかえさねばならぬほどの力がみなぎっていた。』とあり、当時でもやはりなかなかの歯応えを持って受け取られていたのがよく分かる。
    正直、このような作品が令和の時代に発表されたとしても、大衆作品としては評価されてはいなかったろうと思うが、緻密さやそれぞれの人物の行動指針は念入りに設計されたものであり、作者の力量は確かだと思う。
    また、東西ドイツは統一の方向に向かうという設定は作者の先見の明があったと思う。

  • ワルシャワ条約機構軍の西欧侵攻計画が進む中、東西ドイツ統一を企む東独書記長の選択とは!

  • 2009/03/12完讀

    【第84回直木賞受賞作】

    著者的名字打不出來…最後一個字應該是車加上几

全3件中 1 - 3件を表示

中村正軌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×