私の文章作法 (文春文庫 312-1)

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Amazon.co.jp ・本 (199ページ) / ISBN・EAN: 9784167312015

感想・レビュー・書評

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  • 物を書いている人の実感からくる文章の作法といった感じで、分かるなと思う話がたくさんあった。
    長谷川四郎の「意識の流れや心理分析は私を素通りしてしまう。人間に対する賛成か反対か、どちらかだ。」や野間宏の「文章を書く最初に考えるべきことは、物事を正確に見とどけて、それを文章をもって書きうつすということである。」など、その通りだと思っていたことをその通りに示してくれて忘れないようにメモを取った。そして何より安岡が本書の終わりに言う「かわいた、透明な、スッキリした文章が書きたいということは、誰もが念願しているところだろう。しかし、これは文章よりもまず自分の考えをハッキリさせることであり、それがハッキリさせられるのは結局、自分の考えを年輪のように自分自身のなかで育てて行くうちに、その考えもひとりでに澄んで来るのを待つほかはないだろう。」に大きく頷き、この本を読み終わった。

  • 18人の作家の文章観が読めるのは良い。しかし、編者の安岡章太郎は日本語論を展開し、肝心の文章については、「文は人なり。」で済ませてしまう。

  • 第一部・中野重治から野間宏まで、17名の作家・詩人・劇作家たちの文章作法。
    第二部・安岡章太郎の文章観。

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著者プロフィール

安岡章太郎

一九二〇(大正九)年、高知市生まれ。慶應義塾大学在学中に入営、結核を患う。五三年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と目された。六〇年『海辺の光景』で芸術選奨文部大臣賞・野間文芸賞、八二年『流離譚』で日本文学大賞、九一年「伯父の墓地」で川端康成文学賞を受賞。二〇一三(平成二十五)年没。

「2020年 『利根川・隅田川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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