乾坤の夢 下 (文春文庫 つ-4-46)

  • 文藝春秋 (1999年12月8日発売)
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167314460

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 徳川政権樹立に至る歴史小説。上中下巻の下巻。著者の良さは史料を駆使し、具体的な戦場での展開を解読する点だ。織豊政権下の「夢」3部作もそれに漏れず、殊に、秀吉については、九州征伐・紀州征伐、さらに文禄・慶長の役の詳述が類例を見ない。しかし、家康の場合、秀吉死後であれば、具体的な戦役は関ヶ原合戦と大坂の陣しかない。この2つは余りに数多の作品で展開まで含め描かれている。つまり戦記モノとして新奇性がないのだ。結果、決して面白い作品とは言い難い。ただ、こんな批判は簡単だろうが、著者の長所に鑑みるに止むを得ないとも。

  • (2001.03.10読了)(2000.04.14購入)
    (「BOOK」データベースより)
    関ヶ原以来、十五年を隠忍自重した家康が、七十三歳にして宿願の豊臣家打倒に立ち上がる。堅固な大坂城に長期戦は不利とみた家康は、総濠埋立てを条件に一旦和睦する。その後、再び秀頼を挑発、再戦の端緒を掴むのだった―。戦国乱世を負けながらも生き抜いた稀有な男の不屈の精神を余すところなく描いた大長篇。

    ☆津本陽さんの本(既読)
    「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
    「下天は夢か 信長私記」津本陽著、新潮文庫、1994.09.01
    「夢のまた夢 一」津本陽著、文春文庫、1996.01.10
    「夢のまた夢 五」津本陽著、文春文庫、1996.02.10
    「乾坤の夢(上)」津本陽著、文春文庫、1999.12.10
    「乾坤の夢(中)」津本陽著、文春文庫、1999.12.10

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津本陽の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×