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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167323066
作品紹介・あらすじ
右腕を痛めイカサマができなくなった私こと坊や哲は新聞社に勤めたが‥。戦後の混乱期を乗り越えたイカサマ博打打ちたちの運命は。ピカレスクロマン第三弾! 解説・小沢昭一
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
戦後の混乱期を舞台に、主人公坊や哲がイカサマ博打の世界で苦悩しながらも成長していく姿が描かれています。読者からは、麻雀の楽しさと虚しさが交錯する中で、哲のもがき苦しむ様子が共感を呼び、時には汗臭さが心...
感想・レビュー・書評
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麻雀、楽しいけど虚しいんだよなぁ。そんな感情のなか読み進み、やっぱり楽しいと思って読み終わる。繰り返し。
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坊や哲のもがき苦しむ様子が自分事のように苦しいです。全然すかっとしないです。ですが汗臭さにムッとする感じも、たまにはいいもんです。
新キャラの鎌ちゃん、安さん、三井なんかも、まぁいいんですが、やっぱりドサ健や達、チン六が出てくると嬉しいですね。特にチン六との再会場面は、ちょっとした感動シーンでした。
さすがに「青春篇」には及びませんが、「風雲篇」よりは面白かったです。旧キャラたちの新時代について行けずにもがき苦しむ様子と、それでいてどこか達観した様子が心を打ちます。ダサ格好いいとはこういうことだろうか。
読み終わった後、何とも言えない物悲しさを覚えます。年をとったということなんでしょうかね。 -
段々とストーリーとかキャラクターに作家も読者である当方もこなれてくるのか、エンターテイメント性が大きくなって楽しめます。
でも麻雀好きとか、墜ちて行く感覚が好きな読者にとっては少々食い足りないかも。ちょっときつい言い方をすれば「普通」になりつつあるようにも見受けられますので。 -
激闘編。
確かに激闘です。
そして最後は、チンチロリン。 -
昔読んだ本
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(90)
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焼跡が消え勤め人が増え始めた昭和30年前後の東京が舞台。鎌倉、自由が丘、上野、新橋の街の姿がビビッドに描かれる。登場人物たちがことごとく性格破綻した悪党たちなのが面白い。
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文学
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2018年7月21日に紹介されました!
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出勤の電車でとろとろ読みながら読了。
博打に負け、無一文になって、どうしようもなくどん底の時のほうが、人が生き生きと描かれている。
そういう人たちの心境にあこがれつつも、職場に向かうという複雑さ。 -
暴力についての章である。これはギャンブルの世界の話とはまったく関係のないことなのだ。暴力とは世界の外側にあるやり取りのことで、獣のような生き方をする私にとって世界は私だけで、あとは外側ならば残るは暴力しかないのであるから、この章がもっともシリーズの中で濃厚なのだ。
しかしはっきり言って弥栄のような女を掴もうとするからこうなるのであって、4巻に彼が生き延びたのは、そこから逃げたゆえだろう。 -
3作目。麻雀で勝てない姿や負けを踏み倒そうとする哲の姿が坊やじゃなくなっていく。だが、それが妙にカッコいい。青春小説のような青臭さが薄くなるかわりに、アウトロー感が濃くなったのだ。こんなテイストもいい。
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博打打ち坊や哲の博打人生。自分の力だけを信じ、危険だが濃く生きる様はカッコいい。麻雀を覚えた大学生の時に読むともっと感化されていたかもな。
私も含め現代男性にはこの自分の信じた物に掛ける、力を尽くすと言った濃さがもっと必要なのではないかと思う。 -
前作「風雲編」から時代はさらに進んで、昭和二十年代も末の頃でしょうか。
東京へ舞い戻った哲ですが、社会はさらに安定期に向かい、風来坊の自由人が腰を落ち着ける場所はますます少なくなっています。
ゴト師の世界も、裏社会に取り込まれ、組織化されて、一匹狼の勝負師が生きていけるところではなくなっている。
そういえば、反社会的とはいえ、ヤクザ屋さんたちも「組織の中の人」である点で、会社員と立場は変わらないんだなあと変なところで感心。
勇さんのように、組織に属しながらも一線を画しつつ、悠々と泳いでいく魅力的な登場人物も出てこないわけではありませんが、哲ちゃんの就職に象徴されるように、この巻は、勇ましいタイトルのわりにはこじんまりとしています。
その中で一人気を吐くのが、再登場のドタ健。
このアイデアとガッツ、典型的な起業家タイプで、虚業がまかりとおる今の世の中だったら、いくらでも活躍の場がありそうなものですが…。
ホリエモンもセショウ氏も、ある種のバクチ打ち。結局シロトをカモるみたいな格好になったのはまずかったけど、ツイてる間はさぞ楽しかっただろうな。
著者プロフィール
阿佐田哲也の作品
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