麻雀放浪記 3 激闘篇 (文春文庫 あ 7-5)

著者 :
  • 文藝春秋
3.67
  • (9)
  • (23)
  • (20)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 201
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167323066

作品紹介・あらすじ

長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 麻雀、楽しいけど虚しいんだよなぁ。そんな感情のなか読み進み、やっぱり楽しいと思って読み終わる。繰り返し。

  • 肘が治る所の描写が少ない。
    昔の知り合いをカモる所が良かった。

  • 激闘編。
    確かに激闘です。
    そして最後は、チンチロリン。

  • 昔読んだ本

  • (90)

  • 焼跡が消え勤め人が増え始めた昭和30年前後の東京が舞台。鎌倉、自由が丘、上野、新橋の街の姿がビビッドに描かれる。登場人物たちがことごとく性格破綻した悪党たちなのが面白い。

  • 文学

  • 2018年7月21日に紹介されました!

  • 出勤の電車でとろとろ読みながら読了。
    博打に負け、無一文になって、どうしようもなくどん底の時のほうが、人が生き生きと描かれている。
    そういう人たちの心境にあこがれつつも、職場に向かうという複雑さ。

  • 暴力についての章である。これはギャンブルの世界の話とはまったく関係のないことなのだ。暴力とは世界の外側にあるやり取りのことで、獣のような生き方をする私にとって世界は私だけで、あとは外側ならば残るは暴力しかないのであるから、この章がもっともシリーズの中で濃厚なのだ。
    しかしはっきり言って弥栄のような女を掴もうとするからこうなるのであって、4巻に彼が生き延びたのは、そこから逃げたゆえだろう。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

本名・色川武大。1929年東京生まれ。東京市立三中中退。1961年に自伝的小説『黒い布』で中央公論新人賞受賞。『麻雀放浪記』など麻雀小説はペンネームで発表。本名で発表した短編小説「百」は川端康成賞を受賞した。1989年死去。

「2008年 『雀鬼くずれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿佐田哲也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
村上 春樹
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×