- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167323066
作品紹介・あらすじ
長年にわたる麻雀の打ち過ぎのためか、肘が上がらなくなり、いかさまが出来なくなった私こと「坊や哲」の前にあらわれた、ドサ健、出目徳、タンクロウらとも全く違った新しいタイプの麻雀打ち、鎌ちゃん。闇の地下組織TS会から高利の金を借り、窮地に追いやられた私に生来の博打打ちの魂が鎌首をもたげ…。
感想・レビュー・書評
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麻雀、楽しいけど虚しいんだよなぁ。そんな感情のなか読み進み、やっぱり楽しいと思って読み終わる。繰り返し。
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激闘編。
確かに激闘です。
そして最後は、チンチロリン。 -
昔読んだ本
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(90)
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焼跡が消え勤め人が増え始めた昭和30年前後の東京が舞台。鎌倉、自由が丘、上野、新橋の街の姿がビビッドに描かれる。登場人物たちがことごとく性格破綻した悪党たちなのが面白い。
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文学
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2018年7月21日に紹介されました!
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出勤の電車でとろとろ読みながら読了。
博打に負け、無一文になって、どうしようもなくどん底の時のほうが、人が生き生きと描かれている。
そういう人たちの心境にあこがれつつも、職場に向かうという複雑さ。 -
暴力についての章である。これはギャンブルの世界の話とはまったく関係のないことなのだ。暴力とは世界の外側にあるやり取りのことで、獣のような生き方をする私にとって世界は私だけで、あとは外側ならば残るは暴力しかないのであるから、この章がもっともシリーズの中で濃厚なのだ。
しかしはっきり言って弥栄のような女を掴もうとするからこうなるのであって、4巻に彼が生き延びたのは、そこから逃げたゆえだろう。