ギョーザのような月がでた (文春文庫 し 9-14)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167334147

感想・レビュー・書評

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  • 「椎名誠」の『ギョーザのような月がでた』を読みました。

    『日本細末端真実紀行』に続き「椎名誠」作品です。
    なんだか理由はわからないのですが「椎名誠」の作品って、次々と読みたくなる魅力があるんですよねぇ。

    -----story-------------
    焚火の煙の向こうの空で、今夜もあいつがわらってる…。
    バリ島で神の山に登り、海山川空ビール旅を満喫。
    新潟では春雷と雨漏りにめげず、映画ロケを敢行す。
    誕生日はオーハ島で焚火を囲んでカンパイ。
    青山ではバカヤロウ男を挑発し、ホテルではエラソーおじさんにムカムカする。
    そして夢が知らせた母の死……。
    感動し困惑し怒り落ち込む「椎名誠」の日常がぎっしり。
    -----------------------

    旅から帰ってきたかと思うと、また旅へ出発… そんな「シーナさん」の日常を羨ましく感じつつ、そして「シーナさん」の反骨精神旺盛な心情にウムウムと頷きつつ、あっという間に読み終わってしまいました。

    そうだよな、そうだよな… と共感しつつ読んでいるのですが、一つひとつの出来事があまり印象に残らず、、、
    読書を愉しんでいるんだけど、心に残らない… そんな作品でしたね。
    (まぁ、エッセイって、そんなモンですけどね)

    やっぱりエッセイよりも紀行モノの方が、より愉しめる感じがしますね。

    そんな中、本作品で最も印象に残った言葉は「騒音の日々」に書かれていた

    『日本は空前のアウトドアブームだが正確にはアウトドア用品のブームで、日本の町は野外生活をして旅するヒトに随分冷たい国のようだ。』

    という一節。

    確かにアウトドアを楽しむ人は増えましたが、、、
    野外で生活することを純粋に楽しむというよりは、豪華で便利なアウトドアグッズに囲まれて日常を野外に持ち込んでいるだけ… って感じは否めないですよねぇ。

    うーーーーん、ちょっと考えさせられる言葉でした。

  • 職業にすることの難しさ

  • 赤マントシリーズ。
    週間文春の様々な記事の中で、にやっとさせられる文章は好きだ。単行本になっても、気楽に読めて息抜きができる。
    ちょっと一服・・という感じ。

  • う~ん、焼き直しのようなものが多い気がした。

  • ドタバタ的コラム。椎名さんはえらい。

  • まったり読めるエッセイ。
    暇でしたらどうぞ。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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