くじらの朝がえり (文春文庫 し-9-20)

  • 文藝春秋 (2003年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167334208

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

軽快な文体と独特の視点で描かれる日常の出来事が魅力の作品で、読者は思わず引き込まれます。赤マントシリーズの最新作では、時折シリアスなテーマが織り交ぜられつつも、楽しく読み進められるエッセイコラムとして...

感想・レビュー・書評

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  •  2001年最初の本となる。言い方を変えると21世紀最初の本である。実際にも大変久しぶりの読書である。やはり椎名さんの本となったのは自分のもっているものの中で読んでいないものの割合が大きいからである。しかし因縁深いものを感じる。

     週刊文春に98年10月8日号から99年7月15日号までの新宿赤マントのエッセイシリーズをまとめたものである。軽妙でテンポのいい文章であった。しかしエッセイというと季節を絡めて書かれることが多いと思うが、全然季節感がないというところがすごい。意図的にそうしていないのかもしれない。読みやすさではこれに勝るものはない。

     シリーズ11冊目だが、年とともに作家椎名誠がどんどん世間的なところからいい意味で世間的でなくなってきているのはうれしい。これもテンポのよい面白さがある。ぽんぽん読める。落語のようである。作家になったのであろう。

  • 2021/09/27

  • 『春画』に収録された話の時期とかぶる赤マントシリーズの11作目。同時期とは思えない文章の軽快さ、『春画』の時の精神状態や家族のことが一切書かれていないあたりが、考えさせられる。
    でもそんなことはどうでもいい、楽しくポンポンと読めてしまう文章こそが椎名さんの赤マントシリーズなのだ。

  • 赤マントシリーズと呼ばれ、週刊誌に掲載されたエッセイを一冊にまとめてもの。
    彼は日本に限らず、各地を移動してばっかいる。そして、つねに彼は重要かつ身近な問題を考え続けている。
     そして、書き続けている。盟友沢野ひとしのイラストも良い感じに花を添えている。

  • シーナさんの久々に読んだなぁ。エッセイコラム。面白かった。カーナビを擬人化するにも程があるとか(人妻夕子って誰)昔ほど暴飲暴食ではなくなったようだけど血圧を気にするなんてシーナさんも老いたなとか。

  • この椎名誠って人の赤マントシリーズが好きで良く文庫になると買うのですが、彼は常に移動してます。作家というのはこんなに移動しつづけるものなのかと思っていた位です。ちょっと空いた時間でもキャンプに行ったり出来る行動力は素晴らしいし。東京にいると以前北海道に住んでいた頃のようにキャンプに行けないので、読んで自分を満足させています。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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