彗星物語 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 925
レビュー : 117
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348137

感想・レビュー・書評

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  • 僕は犬を飼っています。

    名前はモクといいます。木曜日に拾ったからです。
    そんなモクも中1の冬にうちに来て、もう10年が経ちました。
    何度か病気したり、今も耳がかゆそうですが、元気でやっています。


    モクがもし死んだら、僕はこの本を間違いなく読み返すでしょう。
    そして、キセルの「君の犬」も何度も聞くでしょう。

    高校3年生で受験失敗して浪人になるのが決まった2月〜3月に
    通っていた公民館にあって、槇原敬之が薦めていた本。
    多分本を読んで初めて号泣した本だと思います。

    犬を飼っている人は是非。


    ps今、モクはちょっと盛りです。なんだかその辺を考えるとせつなくなります。


    たかはしなおゆき

  • フックとBが重なり・・・
    なんとも仄々いい話でした

  • それぞれの人生。

  • 盛り込みすぎの感。

  • 昔カミングホームというタイトルのドラマでやっていた。心温まる作品。

  • 色々な境遇にありながらも、真面目に人生を生きている城田家の人々。
    そこにハンガリーからの留学生が一緒に暮らすことになって、様々な出来事が動き出す。
    登場人物一人一人が愛おしい物語。
    別れのシーンには感動した。

  • 現実には稀な大家族の話(昔はあったんだろうが・・)。ハンガリーからの留学生や出戻りの娘と子供たちが居候する波乱含みの大所帯は、知らずうちにお互いが欠けたところを補い合いながら何とか進んでいき皆が少しずつ成長していった。ベルリンの壁が崩壊した3年後に発表された作品らしく当時の東欧諸国の内情も垣間見え興味深かった。

  • 大好きな一書

  • クスッ(笑)とウルッ(涙)が交互にやって来る忙しい(いい意味で☆)物語。素晴らしい本に出会えました。

  • このような大家族ものはともするとキャラクター小説になりかねないが、この作品はそんなことなかった(強いて言えば飼い犬くらいか)。
    文化の違う人が一人、この大家族に入り込むのであるから当然事件は起きる。ただ、昼ドラのような超絶ドロドロ事件でもなく、あっというどんでん返しも起こらない。さーっと読んでいるとそこまで気にしなくても・・・なんという瞬間もありそうなくらいである。しかしそこで生活する人にとってみれば大きなこと。この世の中の大ぜいにとっての事件なんてそんなものだろう。所詮他人にとっては自分の身に降りかからないことについては他人事なのだ。
    大事件は無いにしろ、この留学生が結局この家族に大きな影響を及ぼすことにはなるし、読み応え、というよりは、起伏はそこまで欲しくないけど退屈しすぎないという点でするすると読める話を期待する人にはよいと思う。

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著者プロフィール

宮本 輝(みやもと てる)
1947年、兵庫県神戸市生まれ。1977年『泥の河』で、第13回太宰治賞を受賞してデビュー。1978年『螢川』で第78回芥川賞を受賞。『優駿』で吉川英治文学賞、1987年初代JRA賞馬事文化賞、2009年『骸骨ビルの庭』で第12回司馬遼太郎賞を受賞。2010年、紫綬褒章受章。
主な代表作として、2018年に完結した自伝的小説『流転の海』シリーズ作のほか、『蛍川』、『優駿』、『彗星物語』がある。

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