睡蓮の長いまどろみ (上) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167348151

感想・レビュー・書評

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  • 部屋とナイフのシーンがどうしても重くて、ずっしりくる

  • 2000年の作品。私は著者の作品は好きで60冊くらいは読んでいるのではないかと思います。著者の作品は純文学に位置されていると考えられるのですが、難解な印象は持っていません。特に彼の作品に出てくる関西弁の優しさには、うっとりすることが多々あります。今の大阪では死語になっでしまったような言葉や言葉遣いが出てきます。それにウィットに富んだ部分もあって、読みやすくて好きなんです。この作品は、ミステリー仕立てで、どのように物語が進んでいくのか興味津々です。

  • 相変わらずの少しだけ良い生活を送るおじさまが主人公の話。
    所々男性にしかわからないのだろうな、と言う表現がでてきて、その辺りはとばしたりしながら読みました。しかし、作者にとってはその辺りが結構大切な部分だったのかもしれないと下巻を最後まで読んでわかりました。ストーリーはそれ程動くことはなく、鈍行列車のような読み口でしたが、やはり宮本さんの本は旅行がしたくなりますね…

  • 160615

  • 【作品紹介】
    突然、目の前で身を投げた女から、死後に手紙が届く。四十二年前に自分を捨てた母が暗闇に見たものは? 人間の宿命を問う畢生の巨篇

  • この方の作品は初めて読みました。
    母親と会うシーンや事件に巻き込まれて
    しまう。続きが早く読みたいです。

  • 下に

  • 母の告白、よかった。
    読みながら母の言葉が染み込んで行った。文章のなせる業と思う。

    そして、いたずら電話の犯人も、手紙の差出人も、すべてがクリアになってよかった。

    ただ主人公の癖?だけが私には理解不能。育ての母親から十二分な愛情をもらって育てられても、本能は生みの母親の愛情を求めているのか、うーん、わからない。残念。他の方の感想読んで理解したいと思う。

  • さすがと言いますか、読み始めると引き込まれてしまいます。やはり宮本さんの文章は私の波長に合うようです。
    しかし、アウトラインを書こうとすると悩んでしまいます。息子と母親の再会の物語。両親の離婚に隠された秘密。このあたりがメインストーリーなのですが、その他に"十七歳の少女の目の前での自殺"および"内なる女性"というもう二つの流れがあります。少女の自殺は伏線として意味のあるものですが、あまりに扱いが大きすぎるように思えます。更に内なる女性については、この設定が何故必要だったのか理解に苦しみます。
    もう一つ、私が宮本作品から離れ始めた理由−−物語りの流れと無関係な"世間に対する怒り"−−が少し顔を出してるようです。
    もう少し整理すれば、綺麗な作品になったろうに。そんな気のする作品です。

  • 宮本さんらしい

  • ある事情で離ればなれになってしまった母と子。
    その何十年ぶりかの邂逅の果てに現れる新たな感情。
    親と子のつながりとは何とも複雑なものだと改めて思いました。

  • この人の近作、文体に凄味がなくなってきて面白くない。
    三十頁ぐらいで飽きて、下巻のラストを読んだが気持ちわるい描写だったので、棄てることにした。買うんじゃなかった。

  • 主人公は、赤ちゃんの時、母に捨てれた。でもけっして不幸ではない、父や養母は優しかった。自分の家庭もあり、大切にしていた。けれど彼にはひとに言えない秘密もあった・・・。
    てな感じの、不思議なはなしで。

    会社で、若い女の子の自殺の場に遭遇し。
    それに関して、また、気がかりな出来事もあって。

    捨てられた母に、自分を隠して逢いに行く。
    同僚の生き方にも刺激を受ける。

    思い返せば、盛りだくさん。ぎゅう、ぎゅう。
    でも、感覚的にはそうでもないんだ。
    重い重いはなしなようで、そう感じさせない明かりがある。

    いろいろ起きたけど、ひとって、日常って、けっこういろんなものを抱えているもんだよなと思わされた。

  • 主人公が1歳にならないうちにわけのわからない事情で出て行った、主人公の生き別れた母の素顔を徐々に割り出していくという、内容としては面白い本。ただ、311以来、日本でリアルに起こっている事象の数々がインパクト強すぎて、歴史・時事絡みでない日本の小説が全く楽しめなくなったなあ・・・と強く感じた・・・

  • 年上の方におすすめされた純文学。
    目の前で自殺した女性から手紙が届いて…とミステリー要素が強いから東野圭吾好きな人はおもしろいんじゃないかな?

  • 旅先のお風呂で読んでいて、つるっとお風呂におとして、最後の方は読むのに苦労しました。前半は性的なシーンが読みづらかったのですが、だんだん宮本輝らしく主人公の人生観が語られるようになってきて、おもしろくなってきました。

  • 因果倶時ということばが出てくる。原因と結果が同居しているという意らしい。睡蓮はおしべとめしべが共存しておりこのことばを象徴しているということだ。ではこの物語、作者が伝えたかった原因と結果とははたして何なのだろうか。

  • なんかよく分からなくて上巻でギブ

  • だんだん宮本輝の話がわからなくなってきた。私がついていけないだけなのか、彼が独自の世界に行ってしまったのか…。最後まで読んでも、結局は作家が何を言いたいのかわからない作品がいくつかあって、宮本輝の場合、この作品もそうだし、「オレンジの壷」もそうだったんですよね。宮本ワールドのお好きな方には好まれるのかも…。私にはちょっとつらかったです。

  • 古本屋で購入。装丁の画が好きです。
    ストーリーも現実にありそうな、なさそうな感じが割と読みやすかった。昔読破した著者作品より親近感が沸く1冊でした。

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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