約束の冬 下 (文春文庫 み 3-21)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167348212

感想・レビュー・書評

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  • 主要登場人物、ほぼすべてが同じ思想。たくさん登場人物がいるのに実は一人の人間しかいない。読んでいて気持ち悪さを感じた。
    ストーリーは美しかった。

  • ちょっと意外な結末。少し物足りない終わり方。
    でもやっぱり、宮本輝さんの作品の世界観と人物はとても好き。

  • 8月25日~29日
    壊されたパテックの懐中時計の持ち主を探す桂二郎の前に、妖艶な中国女性が現われる。そしてもう一人、桂二郎を訪ねてきた若い女性は、昔別れた恋人の娘だった。一方、留美子は謎の手紙の主について、次第に手がかりを得ていく―。人は何を拠り所にして生きていくのかを問う、宮本文学の新しい傑作。

  • 読み終えたとき、自分の持てる力を出し惜しみせず、一生懸命生きろ、と言われているような気がしました。宮本作品を読むと、随所随所にハッとさせられるセリフが出てきて、自分が悩んでいたり困っていることを見透かされているような気持ちになります。

  • 蜘蛛は空を飛ぶらしい。
    冬の暖かい日、おしりから糸を出して。

    魅力的な登場人物。
    どの人も周りにこんな人がいたらと思わせる人ばかり。

    こんなにも魅力溢れる人々ばかりの世界はあるのだろうか?
    私もそんな人になれるのかしら?

    やっぱり宮本輝の世界は好き。

  • 久しぶりに輝さんの本を読んだ。
    高校生の頃より感受性弱まっているような。。

  • てっきり最後は、総社で蜘蛛が空に飛び立つシーンでの感動のラストを

    想像していたら、結構あっさりとしたラストだったので採点は少し辛め。

    でも十分楽しめた作品。

  • <上>にも書きましたが、
    素敵な物語です。
    ラスト、
    自分が主人公に代わりたいと思った女性は私だけではないはず。

    <a href="http://booklog.jp/users/inthecage/archives/4167348209">約束の冬〈上〉</a>

  • 静かなのに、なぜだか涙が出てくるシーンがいくつかあった。
    一生懸命生きてる人っていいなー。

  • 蜘蛛ををみてみたい

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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