津軽世去れ節 (文春文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167350031

作品紹介・あらすじ

世去れ節の大成功者、黒川桃太郎はなぜ貧困のうちに窮死したのか。直木賞受賞作「津軽世去れ節」「死者からのクイズ」「津軽じょんから節」「津軽十三蜆唄」「猫と泥鰌」「雪のなかの声」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1973年の直木賞受賞作品「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」ほか全6篇の初期作品集。直木賞作品でなければ多分、スルーしていた作品…津軽三味線はアツかった!知らずにいてすみませんでしたっ(汗)。

  • ずいぶん以前津軽じょんがら節を読んだ。津軽出身の著者ならではの、津軽の厳しい風土から生まれた津軽三味線の心に響く音色が思い浮かぶ。いくつかの短編集だったけれど総じて面白かった。

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著者プロフィール

長部日出雄(おさべ ひでお)
1934年9月3日 - 2018年10月18日
青森県弘前市出身の小説家、評論家。故郷である津軽についての小説、エッセイを多数刊行。
早稲田大学文学部哲学科中退。1957年『週刊読売』記者に。その後退職し、雑誌『映画評論』編集者、映画評論家・ルポライターを経て、作家になる。
1973年『津軽じょんから節』『津軽世去れ節』で第69回直木賞、1979年『鬼が来た-棟方志功伝』で第30回芸術選奨文部大臣賞、1986年『見知らぬ戦場』で第6回新田次郎文学賞をそれぞれ受賞。2002年『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』により第29回大佛次郎賞・第15回和辻哲郎文化賞を受賞。紫綬褒章受章。
それ以外の代表作に『天皇はどこから来たか』『「古事記」の真実』など。2018年10月18日、虚血性心不全のため死去。

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