社交界たいがい (文春文庫 や 11-14)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167352141

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  • 本屋は企業であってはならない。昔のように家業であるべきだ。2-3人で年に数冊出して食べられればよい。本やを滅ぼすのも本屋である。

  • 「社交界」に憧れた作家、でも社交界の実態なんて、人の噂話や下手な詩の朗読ばかりだったりするのに、それでもあがいていたゾラのことを述べたり。
    政治家が賄賂を取るのは当たり前、それは自分たちがその席に座ってみれば、わかるもの。だから江戸時代の町人は、笑っていたんだよ。
    など、「正義」が一番始末に負えないと、本当はその席に座りたかった人の感情の裏返しだ、と解かれると、なるほどって思ってしまう。

  • 山本夏彦読破を目指してまず購読。
    読んだことある文章にも出会う、けれどそれは退屈ではなくて再三再四繰り返される方が身に沁みて覚えられるのでまたヨシ。
    伊東豊雄の言うことは抽象的でよくわからない・・と思っていたけど、どうやら違うらしいので心を新たにしてまた読み直そうかと思いました。山本氏の発言は9.9割支持するわたくし。

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著者プロフィール

山本夏彦
大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。「室内」編集・発行人。昭和22年『中央公論』に発表した「年を経た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和33年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年に『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わった。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、一貫して、世相をするどく諷刺する辛口コラムを得意とした。昭和59年第32回菊池寛章を受章。
著書に『日常茶飯事』『編集兼発行人』『死ぬの大好き』『完本文語文』『「室内」40年』『私の岩波物語』などがある。平成14年に10月に死去した。

「2022年 『無想庵物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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